絶対音感
絶対音感(ぜったいおんかん、英語:Absolute pitch)は、ある音(純音および楽音)を単独に聴いたときに、その音の高さ(音高)を記憶に基づいて絶対的に認識する能力である。 狭義には、音高感と音名との対応付けが強く、ある楽音を聞いたときに即座に音名・階名表記を使用して表現できる能力である。 別名として「絶対的音感」、「絶対的音高感」などがある。 相対的な音程で音の高さを認識する相対音感に対して、音高自体に対する直接的な認識力を「絶対音感」と呼ぶ。
概要
261.63Hzの音は「ド」、659.2Hzの音は「ソ」というように、音名とそれに対する響きを絶対的に結びつけるような属性
この性質により、楽曲の調性の判断が素早いなどの特徴がある
一方で、コードの認識に乏しい場合がある
ただし、絶対音感を備える人が相対音感を持たないとは限らない
むしろ、相対音感に関しても鍛えられている場合が多い
反面、移調楽器の取り扱いに抵抗を感じ、時間を要することがある(例えば、B♭管トランペットのソをFという音高で捉えてしまう現象)