ハース効果
広義にはPrecedence effect(先行効果)とも
概要
人間の音響心理に起因する現象で、最初に到達する音の方向に定位する法則
先行音より遅延音が10dB程度大きくとも、数ms程度でも先行していれば定位の変動は知覚される
1951年、Helmut Haasの実験により発見された
Precedenct effectと呼ばれている効果は1949年にHans Wallachらに公表されており、ハース効果はその特殊なケースといえる
ステレオマイキングのA-B方式ではマイクの位置が数十cm程度異なるため、ハース効果が発生する 参考