拍子
拍に乗ることによって、リズムに最小限の秩序が生まれるわけであるが、それらをさらにまとめる(整える)役目をするものに拍子があり、近世の音楽ではほとんど必須のものとされている。
拍子というものは、何拍かごとに心理的な強点を周期的に設定して、拍の進行を整理・統合する組織である。
(中略)
拍子というのは、強拍といくつかの弱拍との規則的交替である。そして、強拍が何拍ごとに現れるかによって、二拍子、三拍子などと名づけられるものである。
楽典ー理論と実習 p.40-42