MJオーディオフェスティバル2024
2024年5月12日開催のMJオーディオフェスティバル2024で以下のセッションを聴いた。
午前
ユーベ工房: Markaudio CHN719用の新型エンクロージャ
アムトランス: NC4A-B ( Markaudio CHN40をポリウレタン塗装で強化したMicroNC4(唐松、スプルース)に載せたスピーカー)
午後
フィディリティウムサウンド: Markaudio MAOP11MS NC11
ヤマハ 9cmフルレンジ
山越木工房のスピーカーは、二度ブースに寄ったが、いずれも休憩時間だったみたいで、聴けず。
午前中はMarkaudioのスピーカー2種を聴いたが、良かったのはアムトランスのCHN40(メタル)だった、お値段は知らないけど、これ聴いたら買いたくなっちゃう、CHN40ってこんないい音するんだ、個人的には低音もこれで十分だ、と。吸音材(和紙と羊毛)と塗装の効果も絶大だったと思う。(https://www.amtrans.jp/SHOP/Z-03S-MICRO-NC4-AM.html で販売されていて、お値段は79,200円とMicroNC4+CHN40の倍くらいの価格になっているけど、音が大化けしていたので、同程度のコンパクトな市販スピーカーに満足できない方であれば、ポンと買っちゃうかも。) CHN719は、期待したほどはよくなかった。もしかすると、座った場所が端っこだったから、というのもあるかもしれないが、エンクロージャはよさそうなので、CHN719の性能がいまいちな気がする。12月に共立で聴いたときもあまり印象に残らなかったので、私が買うことはなさそう。(ユーベ工房のブログには、デモに使用したアンプがクリップしてたそうで、それで低音が影響を受けたならば、中音以上の印象にも影響あると思うので、それでいまいちと感じた可能性もある。)
お昼以降には、空芯コイルと(セメント)抵抗を買いに秋葉原に出かけたが、目当てのコイズミ無線は日曜定休で、他にどこのお店にいけば買えるのか知らなかったので、全然関係ない小物パーツを買って過ごした。抵抗は普通のでも良くて、欲しいのはコイルだったのだが、ラジオや無線に全く興味のなかった私には、普通の鉄心コイルの販売店も見当がつかず、、、結局、NFJの組み込み用のユニットを使うときに役に立つかもと思ってM3ボルト用の中空スペーサーを買い歩いて過ごした。(まだ秋葉原には回路パーツ屋がたくさんあるので、歩くだけでも、それなりに楽しい街かも。)
昼食は14時近くに、MJイベント会場付近にある薮そばへ。14時でも並ばないといけないのか、と思いつつ、並んでいたのは6組だったので、30分も待たずに座れた。天ぷらとざる2枚を頼んだが、天ぷらにタンパク質っぽいのが入っておらず、旬の山菜もなく、残念。そばもとりわけおいしいわけではなく、雰囲気も下町のそば屋さん的な感じでそれほどでもないので、値段の高さを楽しむところだと思うことにした。
夕方は、MAOP11MS を最初に聴いたが、真ん中に座ったのに、睡魔に襲われて、ろくに聴けず、覚えてもいない。これまで何度か聴いたNC7, 11ほどのインパクトはなかったのは、きっと眠気のせいだろう。
ヤマハのセッションは16時開始のはずが、他に聴くものもないので、15時40分頃に会場に入ったら既に人が大勢で、わずかばかりの空いていた席に座った。
小澤さんのスピーカーは、何故かユニットの一方が逆相接続になっていたが、正直、ホワイトノイズ(同相と逆相)の実演をするまで全く気付かず、良い音に聴こえていた。他のビルダーさんの箱は問題なく、それぞれ良い音がしていた。
ヤマハの9cmユニットの何が良いって、楽器の音がとにかく自然。音量を上げても破綻しない。ほんと良いユニットだと思う、市販されないなんてもったいない、なんとか市販して欲しいが、いろいろ事情があり、難しいようだ。
コンテスト、駄目元でもいいので、ユニット入手目的で応募した方が良い。私は、箱作りの腕に全く自信がないので、正直にそう書いて応募したのだが、消極的過ぎたかも。今回、実物を聴いて、あまりに印象が良かったので、もっと積極的にアピールして応募すべきだったか、と反省気味。まあ、でも、ユニットを入手できずとも、全国の自作熱をヤマハさんにアピールする一助になれば良いと思って応募したので、応募しただけで目的は達成したと思っている。
ヤマハの社員さんのスピーカーが2Fの会場に並んでいて、小振りながら見た目の立派な作りのものばかりで、小音量なら良い音したんじゃないかとーと思うのだけど、音のお披露目はないとのことで、少し残念。
石田さんのBHBSは、大きな部屋でも素晴らしい音で鳴っていた。しかし、もう少し狭い部屋で聴いたら、びっくりするほど良い音すると思うので、コンテスト会場で音を鳴らすのは大変なことだと理解した。(逆に、やはり、スピーカーは自室に似た環境でいろいろ試し聴かないと、自分にあったスピーカーなど見つけられないと思う。)
今回のイベントの前日は、午後からソフトウエア開発仲間と国際学会向けの発表ポスターを日付が変わるまで作っていたこともあり、午前2時過ぎまで起きていた。翌朝7時台の新幹線で京都を出て18時まで遠出イベントに参加するのは、体に堪えた。でも、まあ、家でゴロゴロしてるよりは良かったと思う。