星空観望用双眼鏡の選び方
双眼鏡を使うには、両目の視野や視力をあわせる必要があるが、実体顕微鏡などの両目を使う光学機器と比べると、軽さや明るさが優先されているからか、設計に余裕がない。眼鏡をかけている人や、両目の間隔(眼幅)の狭い人は、購入対象の双眼鏡が自分に合うかどうか確認する必要あり。
星夜観望であれば実視野よりアイレリーフの長いものが良いと思う(多少の価格差があってもも)。視野が広くても周辺部は歪みやすく、彗星のようなぼっとした天体を見てる時に、周辺の明るい星の星像がケラレてるとピンボケしてるのかと思って、すごい気になる。
光学性能
倍率x口径: 定番は、8(倍) x 42(mm)
口径は大きいほど明るくなるが、重く、高額になる。40〜50mm程度。
倍率: 倍率が高くなるほど、暗くなり、視野が狭くなる。三脚なしに手ぶれなく眺めるには最大でも8〜10倍程度まで。
プリズム
ダハプリズム: コンパクト、光路上にロスがあり暗くなる可能性。
ポロプリズム: 性能はよいが、かさばる
色収差
実視野: 広いほど良いが周辺部が歪みやすくなる
眼幅
左右の瞳間の距離。双眼鏡の接眼レンズの光軸を左右で合わせると、左右の視野(円)が同一になる。
定規を両目の前において、鏡を片目ずつ観ながら瞳間の距離を測ると、おおよその眼幅を測れる。
私は眼幅が56.5mm程度とかなり狭いので、双眼鏡によっては眼幅が合わない。
アイレリーフ
接眼レンズから瞳までの距離。眼鏡の人は瞳が接眼レンズから遠くなり、15mm以上のアイレリーフが必要と言われる。
視度調整リング: 左右の視力差を補正する
明るい環境で会わせておく
防水・防曇機能
夜露でレンズが濡れたりするので、必須!