漆原さんセッション
エンジニア組織をどう「経営」するか。
「経営だけど、何屋だといわれるとエンジニアだ」
そんな現実甘くない、プロジェクト大変だよね、「ワクワク開発したい」けど、「売上あがってんの?」
ジレンマ、プレッシャー。感じてなかったら違う次元にいるよね
客と自分たちの満足をどちらかをとれって言われたら?
客の満足と会社の売上。どっち?
自社の利益と自分の給与、どっち?
自社の売上とエモい開発、どっち?
今日のテーマは「お金や資本」と「人やチーム」
研究を見る
天賦の才はあるか?(エリクソン教授 expert on experts)→ ないけど超一流の共通点
10,000時間=10年、夢中で没頭している
限界的な練習(ストレッチ)
新しい方式を学び続けフィードバックを受けている
要は「夢中」と「成長」
「夢中」の研究(エモさ)
なんで恐竜を全部覚えられたの?とか
士官学校の「入学動機」と「その後のキャリア」の10年に渡る調査。
活躍するのは「内発的動機」が強く「シンプル」な人。
シンプル? → 軸が少ない
短期的には外発的動機に動かされている人のほうが稼ぐかもしれないけど、どっかで凌ぐ。心が幸せ。圧倒的な没頭力で熟達する。内発的同士がある者同士が惹きつけ合う。
いわゆる「経営」ってやつ、外発的動機っぽい
報酬とモチベーションの関係に関する研究
(報酬を)出せば良いってもんでもない
パズルを「報酬を与えてやったチーム」と「何も与えられずにやったチーム」
前者は 与えられなかったら泊まる、アンダーマイニング効果
エンハンシング効果:
1回目は喜ばれる
機械的なルーチン作業に極めて有効
「会社は伸びるが現場は不幸」が過去のダサい経営
持って3年。続かない。
「夢中!の最高の報酬」は「エモい仲間と価値ある仕事そして成長」
「成長」の研究
マインドセット(growth mindset <--> fixed mindset)
スタンフォード大学 carol dweck 「MINDSET」
記憶力と年齢の関係: 老いはない
forgetting curve (復習すればどんどん忘れなくなるってやつ
60代でも20代でも変わらない
側頭葉(記憶力)じゃない、前頭葉(意欲低下・復習不足)が深く影響している
前頭葉の劣化される環境
マイナスのオーラを浴びる・浴びせる
言われた単純作業を考えずに繰り返す
真逆の環境にいよう
毎日のサプライズがある、未来が楽しみ、いい仲間と繋がっている、幸せオーラに溢れている
エモじゃん
「勉強方法」の研究
新しい方式を学び続け、フィードバックを受けている (再掲)
→ アウトプット大事
本気でぶつける
PoCですとか言わない
totally, エモいの最強だね
じゃぁ、経営ってどうなの
数字ばかり聞くからお金の話になる
外発的動機っぽい匂い
聴いたほうが良いけど
実は、「ビジネスにエモいことを聞こう」
そのビジネスのオタクな話を聞こう、推し活は尊い
「デジタルビジネスの先にエモい魂がある」
向こうが本気であることに対して本気で向き合おう
(気持ち悪かった仕事、エモくなかったなーって思い出した)
「経営者をエモいDX人材に巻き込め」
ウルの2006年の方針転換
資本市場を意識せず、内発的動機を邪魔しない
売上目標撤廃、エモい仕事のみ受注、売りに行かないから営業組織撤廃、技術フルスイング、顧客満足絶対
結果として人も伸びるし、売上も利益も伸びる
もちろん細かい失敗はあるけど
(数字はあとから付いてくるってどれだけ信じられるか、ねぇ)