悪魔
十字路の悪魔
辻に悪魔(精霊など含む)があるとされる神話伝承は世界各地に存在する。
クロスロード伝説:
ミシシッピ州クラークスデールに位置する、国道161号線と国道49号線が交わる十字路。ここでジョンソンはブルースのテクニックのために悪魔に魂を売り渡したと言われている。
アコースティック・ギター一本でブルースを弾き語りして、アメリカ大陸中を渡り歩いた。当時の聴衆はギターのテクニックが巧みなのに驚き、「十字路で悪魔に魂を売り渡して、その引き換えにテクニックを身につけた」という伝説が広まった。これがジョンソンにまつわる「クロスロード伝説」である。
> ことの発端は、ロバートよりも10年ほど前に有名になっていたトミー・ジョンソン(ロバートと血縁関係はなし)。弟のリデルは、ろくにギターも弾けなかったのに、帰ってきたら熟練したミュージシャンになっていた兄を不思議に思った。そして理由を尋ねると、
自分のやりたい楽器の弾き方や、自分で曲を作るやり方を覚えたかったら、ギターを持って道が交わってるところへ行くんだ。クロスロードにな。忘れるなよ。そこに行くのは夜の零時ちょっと前だ。間違いなくそこにいるようにしろ。持ってきたギターを一人でひとくさり弾いてみる。すると黒い大男が起き上がってお前のギターを取り、チューニングを始めるだろう。そいつは弾き終えると、ギターをお前に返す。俺はそうやって何だって好きに弾けるようになったのさ。
→ その悪魔はブードゥー教のパパ・レグバとされる
Hellhound on my trail