ポスター芸術の歴史
『[アートミュージアム] ポスター芸術の歴史』ミュシャ、ロートレックからシュルレアリスムまで
デイヴィッド・ライマー 著, 井上廣美 訳, 海野弘 解説
原書房, 2020
1890年代〜1940年代 リトグラフ前提の広告グラフィックデザイン 前時代 1860〜80年代ごろ:ジュール・シェレによる赤・青・黄のリソグラフポスター
赤が印象的
下から顔を照らすライティングが多いように見える。当時のキャバレーのライティングか?
トゥールーズ=ロートレック、ミュシャ(ムハ)
トゥールーズ=ロートレック:黒ベタが偉大だ
エセル・リード:『ミス・トロイメライ』(Miss Traumerei)の広告ポスター モノクロのピアノと差し色の花の角度・黄色の鮮やかさ
1900年代:アール・ヌーヴォーよりも幾何学的・ミニマル・近代的な様式
グラスゴー派、ウィーン分離派
イタリアのアール・ヌーヴォー形式「スティレ・リベルティ(リバティ様式)」→リバティ百貨店に由来
全体に、色、黒ベタが印象的である
アドルフォ・ホーヘンシュタイン:スティレ・リベルティの作家
『トスカ』のポスター:赤が非常に良い
『フラテッリ・リッタトーレ・ベルモット』(Fratelli Rittatore Vermouth)、(1901)『ビター・カンパリ』(Bitter Campari)色使いの抑制と親密さを想像させる画面が良い
1910年代:アヴァンギャルド、表現主義、抽象主義、ロシア構成主義
社会不安、WW1
ビバンダム誕生
WW1の反動で旅行ブーム、イギリス国内ではロンドン地下鉄
エアブラシ技法
A.M.カッサンドル:超かっこいい……
WW2へ向かう動乱の時代
トム・パーヴィス:シルエットが超かっこいい……
第二次世界大戦〜戦後:
ラジオ、テレビの時代→ポスター(平面デザイン)が重要視されなくなる
オフセット印刷が主流となる→リヒテンシュタインなどの作品へ
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図書館で借りて読んだ
ちゃんと模写なんかしたら絵がメチャクチャうまくなるだろうと思った
余裕があれば買い求めたい