悪魔の話
#本 #宗教 #民間信仰 #オカルト #芸術 #哲学
『悪魔の話』池内紀, 講談社学術文庫, 2013
https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000211634
古今東西の「悪魔」の観念を「闇」や「空白」と仮定したエッセイ集。テーマが広範に及ぶせいでやや竜頭蛇尾を感じたが、補遺「ニーチェの妹」で解説されたニーチェの遺稿をめぐるエピソードには冷ややかな恐ろしさを覚えた。古今東西いつでも悪魔なんかよりも人間のほうが邪悪だ。