ヴィクトリア朝時代のインターネット
#本 #科学 #歴史 #インターネット
『ヴィクトリア朝時代のインターネット』トム・スタンデージ, 服部桂 訳, 早川書房, 2024
https://www.hayakawabooks.com/n/n31a8f0eb4415
実は19世紀に既にインターネットはあったんや。
電信(モールス符号のトンツーでやりとりするあれ)の発明から衰退までを追う科学史の読み物。新技術に対する世界平和への期待、技術への懐疑心、新技術を通じた結婚(電信結婚式があった)、犯罪利用やハッキングなど、およそ20世紀末〜のインターネットで起きたことすべてが既に19世紀には起こっていた。歴史は繰り返すというか、人類の精神は進歩してないというか。
当時技術的に不可能とされた電信の発明に熱中したモールスの動機(と思われるエピソードが)が本当に哀切。(出張中に妻が亡くなったが、当時は高速通信技術がなく、妻の死を知って急ぎ帰宅したときには既に埋葬が終わっていた。)
日本国内の初版がNTT出版というのも心にくる。