説明装置としての妖怪
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さらに絵巻として未知の現象を肉付けしていった結果、恐怖を克服していった 見えなかった妖怪を造形化することで、妖怪への恐怖を少しでも克服し、人間の優位性を示そうとしていたとも言えるでしょう
いろいろな怪異現象を土地の者が共通体験として語り伝えて行く過程で、その怪異に「小豆洗い」とか「天狗倒し」といった「名付け」が行われることがあった。小松和彦は、さまざまな怪異現象の名付け=共有化ということの中に、日本における豊かな妖怪文化が花開く基礎を見出している。