絆
絆
意味
人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつき。「夫婦の―」
馬などの動物をつないでおく綱。
語源が意味としてまだ残っている
中国語の絆
動物をつなぐ綱
行動の自由を束縛するもの(束缚行动自由的东西)
絆し(ほだし)
人の心や行動の自由を縛るもの。自由をさまたげるもの。「義理人情の絆し」
断ちがたい煩悩。煩悩のほだし。
『旺文社古語辞典』の解釈だけ見ると、なんだかいいものみたいだが、用例はすべて仏教書なので『岩波古語辞典』のように煩悩と解釈するのが適当である。仏教では煩悩を断つのが悟りに至る道とする。つまり、きづなは断ちがたいが断たなければならないものだったのである。
2011 今年の漢字
人民日報で当時の菅首相のスピーチの絆に当たる部分は紐帯と報道されたらしい
紐帯のようなポジティブな捉え方がいつごろ発生したかはよくわからない
Wikipediaでは近年になってとある
紐帯
ひもとおび。転じて、物と物、人と人とを結びつける役割を果たす大事なもの。
特に、社会の構成員を結びつけている、血縁・地縁・利害などのさまざまな条件。
絆と紐帯
紐帯が強い紐帯と弱い紐帯など結びつきの強弱を持つのに対して、絆は断ち難い強い結びつきに限定されている
311の絆ムーブメントがキモいのは結果的に強い緊密な社会的繋がりに回帰するから?