社会的手抜き
集団で1つの課題を遂行する場合にしばしば生じる現象
一人で大声を出したり、拍手をしたりする場合よりも、集団で大声を出したり、拍手をしたりする場合のほうが一人あたりの音の大きさは小さくなる(Latané, Williams, & Harkins, 1979)
責任の分散: 複数の人によって課題が遂行されると一人一人の追うべき責任が小さくなる
リンゲルマン効果と呼ばれることもある
フランスの農学者リンゲルマンは、20世紀初頭に綱引き、荷車を引く、石臼をまわすなどの集団作業時に一人あたりの作業量が減ることを報告している(Ringelmann, 1913)
課題遂行の成果が貢献度に応じてではなく全員に等分される場合、フリー・ライダーが生まれることから産業・組織心理学の分野でも注目されている