暗黙の前提
ある議論において明示的に述べられずに前提されること
暗黙の前提を明らかにすることを徹底した態度の1つ
最初に一定の前提(公理) が明示化され、そこから論理的な推論を用いて演繹できる結論だけがその理論における正しい命題(定理)として受け入れられる
数学における論証においても、19世紀に至るまではさまざまな暗黙の前提が使われていた
そのために、正しい証明と間違った証明を厳密に区別することは公理的方法という考え方を自覚するまでは困難だった
そのような状況を改善しようとした数学者たちによって、数学においてどのようなことが前提されているのかをすべて明らかにする試みが行われ、その1つの結果として記号論理学が生まれた