時間割引
時間割引とは、ある報酬について、現在の報酬価値と比べた際に、遅延とともに報酬価値が割引されることを指し、単位時間当たりの割引率を時間割引率という
従来の経済学モデルでは指数関数的な割引率を想定してきた。このモデルでは遅延時間によらず割引率は一定であり、時間整合性が保障される。
しかしながら、実際のヒトの行動はそれほど時間整合的ではない。
現在の価値を偏重するなどの、時間非整合な行動を選択してしまうことが多い。
双極割引モデルは、現在に近い異時点間選択ほど割引率が高いという特徴を持つ。
将来的な異時間選択のプランに比べると、現在の異時間選択は、より衝動的であることになる。