基礎から学ぶ遺伝子工学
https://gyazo.com/c46126ed3d416a19ff66aa9dd02da825
https://amzn.to/2I6DMZu
田村隆明 (著)
概説 遺伝子工学 ―誕生から今日まで,そして未来へ
1. 遺伝子工学とは
2. 最初の遺伝子工学実験とその意義
3. 遺伝子工学を発展させたエポック
4. 遺伝子工学はどのように活かされているか
5. 遺伝子工学の将来
第Ⅰ部 遺伝子・DNAの基礎
1章 遺伝子工学で使われる生物
1-1. 遺伝子工学で生物を用いる目的
1-2. 原核生物と真核生物
1-3. ゲノムと遺伝子
1-4. 大腸菌
1-5. 遺伝子工学に登場する真核生物
1-6. 遺伝子工学に利用される動物ウイルス
2章 DNA:化学構造,複製,構造変化
2-1. DNAの構造
2-2. DNAの構造変化
2-3. DNAの複製
2-4. DNAのメチル化
2-5. DNAの損傷と修復
2-6. DNAの組換え
3章 遺伝子の発現
3-1. RNA
3-2. 転写機構
3-3. 原核生物の転写制御
3-4. 真核生物の転写制御
3-5. クロマチンとエピジェネティクス
3-6. 転写後のできごと:RNAの加工と成熟
3-7. アミノ酸,ペプチド,タンパク質
3-8. 翻訳
3-9. 真核細胞で翻訳されたポリペプチドの運命
第Ⅱ部 基本の酵素からクローニングまで
4章 制限酵素,DNAメチラーゼ,DNAリガーゼ
4-1. 細菌がもつ自己防衛手段:制限と修飾
4-2. 遺伝子工学における制限酵素発見の意義
4-3. 制限酵素の種類
4-4. Ⅱ型制限酵素のDNA認識配列と切断末端
4-5. DNAメチラーゼと制限酵素の切断特性
4-6. ホーミングエンドヌクレアーゼ
4-7. 粘着末端を利用したDNAの連結
5章 核酸の合成,分解,修飾酵素
5-1. DNA合成酵素
5-2. 核酸分解酵素
5-3. DNAの平滑末端化
5-4. 末端リン酸基の脱着
5-5. 組換えDNAからのRNA調製
6章 プラスミド,ファージ,トランスポゾン
A. プラスミド
6-1. プラスミドの基本的な特徴
6-2. 大腸菌のプラスミド
6-3. その他のプラスミド
B. 大腸菌のファージ
6-4. ファージの種類と増殖
6-5. λファージ
6-6. 一本鎖ファージ:M13
C. トランスポゾン
6-7. 概要
6-8. DNAトランスポゾン
6-9. レトロトランスポゾン
7章 ベクター ―DNAの導入,増幅,発現,組込みのツール
A. ベクターの基本
7-1. 遺伝子組換え実験におけるベクター
7-2. 選択マーカー
7-3. ベクターの能力にかかわる機能性配列
B. 原核生物のベクター
7-4. 主な選択マーカー
7-5. DNA導入・増幅用の大腸菌プラスミドベクター
7-6. 遺伝子発現用の大腸菌プラスミドベクター
7-7. 大腸菌以外の細菌用プラスミドベクター
7-8. 大腸菌用ファージベクター
7-9. 混成プラスミドベクター
7-10. 巨大DNAクローニング用ベクター
C. 真核生物のベクターとマーカー
7-11. 真核細胞中での発現制御系
7-12. 真核細胞で利用されるマーカー
7-13. 酵母・真菌のベクター
7-14. 動物細胞用ウイルスベクター
8章 タンパク質産生制御系
8-1. 発現ベクター
8-2. 大腸菌でタンパク質をつくる場合のポイント
8-3. 融合タンパク質の作製
8-4. T7 RNAポリメラーゼによる発現系
8-5. 真核生物でのタンパク質発現
8-6. 遺伝子工学で使われるタンパク質分解酵素
9章 組換えDNAの作製と細胞への導入
A. 組換えDNAの作製
9-1. 伝統的なサブクローニング
9-2. 新しい組換えDNA構築法
B. DNA構築に関連する技術
9-3. オリゴヌクレオチド
9-4. 部位特異的変異DNAの作製
9-5. cDNAの合成
C. 細胞へのDNA導入
9-6. DNA導入の一般的方法
9-7. 原核生物(大腸菌)へのDNA導入
9-8. 動物細胞へのDNA導入
9-9. 植物細胞:TiプラスミドDNAに基づく方法
10章 DNAクローニング ―ライブラリーの作製とクローンの単離
A. 伝統的なクローニング法
10-1. 伝統的なDNAクローニングの概要
10-2. DNAライブラリー:クローニングの材料
10-3. ゲノミックライブラリーの作製
B. cDNAクローニング
10-4. cDNAライブラリーの作製
10-5. cDNAクローンの選択
C. ゲノム情報とPCRを活用したクローニング
第Ⅲ部 核酸の取り扱いと構造機能解析
11章 核酸の取り扱いと分離
11-1. 核酸の物理化学的性質
11-2. DNAの調製
11-3. RNAの扱い
11-4. 核酸の濃縮
11-5. ゲル電気泳動による核酸の分離
11-6. 超遠心分離機による核酸の分離
12章 塩基配列の検出と解読
12-1. 核酸のハイブリダイゼーション
12-2. プローブの作製:DNAの標識
12-3. ハイブリダイゼーションによる核酸の検出法
12-4. ジデオキシ法によるシークエンシング
12-5. 次世代シークエンサー:NGS
13章 PCRによるDNAの増幅
13-1. PCRの原理と概要
13-2. 材料と反応条件
13-3. 遺伝子工学におけるPCRの利用
13-4. リアルタイムPCR
13-5. デジタルPCR
13-6. PCRによらないDNA増幅法
14章 遺伝子発現と遺伝子産物の解析
14-1. 内在性遺伝子の発現状態を解析する
14-2. 細胞を使った遺伝子の発現機能解析
14-3. 試験管内反応による遺伝子発現の測定
14-4. 情報高分子間の相互作用解析
14-5. クロマチンとエピゲノムの解析
第Ⅳ部 遺伝子工学の応用と安全性の確保
15章 遺伝子工学技術の応用
15-1. タンパク質工学
15-2. RNA工学とRNAi
15-3. 細胞,組織,個体発生を操作する技術
15-4. ゲノム工学:遺伝子ターゲティングからゲノム編集まで
15-5. 医療と遺伝子工学
15-6. 植物の生命工学,遺伝子工学
15-7. 生命科学におけるビッグデータの出現
16章 遺伝子操作における安全性確保:カルタヘナ法
16-1. 遺伝子組換え実験の自己規制
16-2. カルタヘナ法の成立
16-3. 遺伝子組換え生物の使用と実験分類
16-4. 実験の種類と拡散防止措置
16-5. 留意すること