パースペクティブ
爆速でパースペクティブを得る方法とかよく言っちゃてるけど、そもそもパースペクティブという言葉を正しく理解しているのか
パースペクティブを持つ、得るとはどういうことか
① 遠近法。透視法。
[初出の実例]「又最も普通の規則たる勾配(パースペクチーブ)の如きは恰も曾て知らざるものの如し」(出典:東京日日新聞‐明治一七年(1884)四月一六日)
② 見取図。
③ 将来を見通すこと。全体の展望。
④ 物の見方。視野。
[初出の実例]「大勢の登場者の配置に遠近のパースペクチーヴがなく、粗密のリズムがないから画面が単調で空疎である」(出典:映画時代(1930)〈寺田寅彦〉)
あえて選ぶなら4の意味で使っているが、1~4すべてが含まれる
遠近感(パースペクティブ)とは、「近くのものは大きく、遠くのものは小さく見える」というものです。
何かを大きく見ていて、何かが小さく見えている
同じものでもパースペクティブによって全く違った印象になる
このあたりが「全体の展望」「視点」と言い換えると失われるニュアンス
パースペクティブというとき、なにかに着目した一つの視座からの景色という意味合いが強くなる