デジタルツールはトリクルダウンする
/villagepump/デジタルツールはトリクルダウンする
@0xtkgshn: 資本はトリクルダウンしないけど、「圧倒的なスケーラビリティを前提としたビジネスであるソフトウェア(⊃金と情報を突っ込まれてできた機械学習モデルの効果」はトリクルダウンするのでいわゆる”デジタルツールの民主化”はする
@fladdict: トリクルダウンは実際機能するけど…お金という形ではなく、テクノロジーやモノという形で起きてるように思える。富裕層がカメラ→中間層もカメラ→貧困層もカメラみたいな。車も、白米も、医療もパソコンも、そんな感じ。いろいろあって、直接お金では降ってこない感。
なんでそうなるのかなぁ…と思ったけど、資本主義は「利益を最大化する性質と」と「市場を最大化する性質」を併せ持つからではないか? このデュアル属性が、二重振り子みたいな再分配の挙動を生んでるんじゃないかなぁ…
教えて経済とか金融くわしい人!
「利益を最大化する性質」があるので、各プレイヤーは、自分の取り分を出来るだけ多くしたい。だから上位のたっぷり儲けられるプレイヤーは、基本的には生産性や利益率を高めようとする。ので直接下には、お金が大盤振る舞いされない
お金が落ちてくるのは、基本的には、「研究開発」とか「生産性増加の投資」ととか「企業同士の競争で、人材コストが増加」とか、そういう理由で下に流れる感。お金持ちが旅行や食事して、飲食費が下に流れる…みたいのは、そこまで大きく増加しないん感。
むしろ重要なのは、「市場を最大化する性質」。資本主義で儲けるには、市場を拡大して、新しいものを提供し続ける必要。だから、モノはどんどん安くなり性能はあがり、市場規模は拡大する方向に動く。最初は金持ち専用だったモノは、どんどん普及して、庶民や貧困層でもアクセスできるようになる
fmfm…ありえる気がするぞ。まだ妄想仮説段階だけど。少なくとも、テクノロジーとモノの民主化・トリクルダウンは、明らかに歴史上で何度も繰り返されてる。
つまり現実的なトリクルダウンによる貧困層の生活改善は、格差を是正しない。貧困層でもコンビニで白米が買え、ファストファッションでオシャレし、ジェネリック医薬品飲めて、スマホで音楽聴き放題になる…という形で、適用される。
とすると、大事なのは「かつて富裕層だけの特権だったモノ」の中で、最もコスパ良く庶民〜貧困層を拡張・強化できる財は何か?… というのが大事っぽい。そう考えると、スマホ(ネット)と教育が最大のトリクルダウン効率を、持ちそう。
つまり、スマホ買ってインターネットで勉強するのが、一番コスパ良く人…富裕層からのメリットを再移転し、庶民を強化することにつながる
追記。お金はアーリーアクセス権であり、その力は時ともに弱まってる。ローマ時代、皇帝は冷たいフルーツ(冷蔵庫)や楽隊(Spotify)など、1000年単位のアーリーアクセスができた。現代ではゲイツやベゾス級の資産でも、5〜10年のアーリーアクセス権しかない。
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資本は無限に蓄えられるのでトリクルダウンしない
資本家が設備投資をして生産力を増やすことは短期的には資本家の収益を増やす
が、資本家同士の競争によって長期的には消費者が安価に商品を手に入れられるようになる
このことによってトリクルダウンが起きる
デジタルツールは生産コストがとても低いので、投資が「生産力を増やすこと」ではなく「より質の高いものを作ること」へと向かう
質の高いものと質の低いものを作り分けるより、質の高いものを全員に提供する方が人的コストが低コスト
なのでトリクルダウンが起こる
そうか?
十分な費用を払う人にだけ提供するのではなぜダメなのか?
あー、そうか資本家同士の競争が発生した場合に「自分の提供するものの方が高品質である」という信頼のある側が勝つので、フリーミアムで高度なものを提供することが有利なわけか
DeepLはGoogle翻訳より高度な翻訳をできることをフリーミアムで見せつけたから顧客を獲得できた
フリーミアムモデルへの移行で感じていた恩恵が言語化されたmtane0412.icon
それまでのモデルで恩恵が降ってこなかった理由もわかる
閉じた中で生産力を増やすことに向けられるので下々に降ってこない