ストレンジ・シチュエーション法
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=QTsewNrHUHU
見慣れない場所で親子を分離させ、見知らぬ人と会い、親と再会するというマイルドなストレス場面を子供に与え、そこでの子どもの行動が全体としてどう組織化されているか評定することで形成されたアタッチメントの型を把握する 8つの場面からなる
親との分離に際し混乱を示す事が少なく、再会時にも親から目をそらしたりするなどの回避行動が見られる
親との分離の際に多少の混乱を示すものの、実験者等の第三者からの慰めを受け入れることができる
また親との再会時には自ら身体的な接触を求め、容易に気持ちを落ち着かせることができる
親が近くにいるときには、そこを安全基地とした探索行動が見られる
親との分離時に強い不安や混乱を示し、再会時には身体的接触を強く求めるが、同時に怒りを示すなど、相反する反応をする
行動が不安定で用心深いため、安心して親から離れて探索行動をとることができない
SSPで見出されるアタッチメントの型の中でも近年臨床的に注目されている
Dタイプでは接近と回避という矛盾した行動が同時的、継時的に生じる
顔をそむけながら接近(同時的)
養育者にしがみついたかと思うとすぐに床に倒れ込む(継時的)
Dタイプに該当する子どもの養育者の特徴としては、抑うつ傾向が高かったり精神的に極度に不安定だったり、子供を虐待したりするなどが挙げられる。
愛着スタイルの割合には文化差が見られる
エインズワースが、アメリカの乳幼児を対象に調査した研究
回避型21%・安定型61%・抵抗・アンビバレント型12%
世界各国で行われた同様の調査でも全体的な平均としてはおおよそこれに近い比率が見られている
このような文化差は、子どもの養育に関する親の価値観や姿勢の違い、あるいは親子の関係性の違いに由来すると考えられる