非論理的誤謬
記号論理学
関連性の誤謬
当面の議論に無関係な論点を持ち出して、自分の議論の誤りをごまかしたり、相手の議論を混乱させたりすること
相手の人格や能力の欠点を指摘する
感情に訴える
権威や人気に訴えるなどの方法も含まれる
例
ある学者がバナナがダイエットに効果があると主張しているが、その学者はバナナの輸入をしている。だからその主張は疑わしい。
誤った二分法
2つの選択肢を提示して、そのどちらかを受け入れなければならないように見せかけるが、実際にはその2つ以外にも選択肢があるもの
うんこ味のカレーかカレー味のうんこか、みたいなmtane0412.icon
カレー味のカレーがある
ディレンマと併用すると詭弁として利用可能になる
学生たちは難しすぎると寝てしまう、簡単すぎると退屈で寝てしまう。結局寝てしまうのだから、私はどんな授業をしてもよい。
論点先取
結論として述べたいことが前提の中にそのまま含まれているような論証
しばしば論理的には妥当だが論証としては有効ではない
例
女性作家のほうが良い小説を執筆する。なぜならば、男性の作家は女性作家ほどの技倆がないからだ。
日常言語での議論において論点先取であるかどうかの区別は必ずしも明確ではない
多義性の誤謬
三段論法において媒介概念が大前提と小前提で異なる意味で使われる誤謬
例(「大人」は一階述語言語なら2つの述語記号に翻訳される)
高校生になったらもう大人だとよく言われるけど、
大人なら煙草を吸ってもいいんだから、
高校生は煙草を吸ってもいい
藁人形論法
論争の相手の主張を歪曲したり、意図的に曲解したりして攻撃する方法
関連
論理的誤謬