協調の原理
alias: 協調の原則, Cooperative Principle
言語哲学者のグライスによれば、会話には以下のような格率(maxim)が存在している(Grice, 1975)
量の公理(quantity): 要求に見合うだけの情報を与えるような発言を行い、要求されている以上の情報を与えるような発言を行ってはならない
質の公理(quality): 嘘だと思うことを言ってはならないし、十分な証拠のないことを言ってはならない
関係性の公理(relation): 関連性のあることを言いなさい
様式の公理(manner): 曖昧な言い方、多義的な言い方をせず、簡潔な言い方、整然とした言い方をしなさい
話し手は暗黙裡にこのルールに則って話をし、聞き手も話し手がこのルールに則って話をするだろうと信じるからこそ、言語コミュニケーションは成り立つ
また、「協調の原理」違反を意図的に行なって「会話の含意」 (Conversational Implicature)を発生させる