グラム染色
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GFDL
グラム染色
(グラムせんしょく、英:
Gram staining
)とは、主として
細菌
類を
色素
によって
染色
する方法の一つで、細菌を分類する基準の一つ。デンマークの学者
ハンス・グラム
によって発明された。
染色によって紫色に染まるものを
グラム陽性
、紫色に染まらず赤く見えるものを
グラム陰性
という。
この染色性の違いは
細胞壁
の構造の違いによる。
グラム陽性は
ペプチドグリカン層
が厚く、グラム陰性はペプチドグリカン層が薄く、さらに
外膜
を有する。そしてこの細胞壁の構造の違いは、この両者が生物学的に大きく違うことを反映しており、グラム染色は細菌を分類する上で重要な手法になっている。