ピープルマネジメントの限界
ある程度ジュニアなメンバーに育成にはピープルマネジメントが効果を発揮しやすい
メンバーの課題に対応するチームの課題(というかタスク)が容易に見つかるため
その課題をアサインし、経験学習ループを回せればスキルの成長が起きやすい
ミドル〜シニアと上がっていくに従って、課題に対応するタスクが見つかりづらくなっていく
キャリアの方向性がリーダー、マネージャーであればマネージャーのタスクを部分的に移譲することはできる
が、スペシャリスト寄りのメンバーにはちゃんとした技術課題を見つける必要がある
コスパのいい技術課題は多くない(というか既に解決されていることが多い)
ref: こうしてふりかえりは終わってしまった / A Demise of a retrospective - Speaker Deck
コスパが悪くともチームのケイパビリティを上げる技術/プロダクト課題を探す
況んやスタッフプラス をや...
チームだけでなく事業全体に効いてくるような技術/プロダクト課題なんて...
シニア〜スタッフにとっての良い課題は「ピープルマネジメント」をしていても出てこない
カウンセリングみたいな1on1をしていても、この問題は何も解決しない
アイデアを出すための努力が必要
他部署とのコミュニケーション
事業や経営の理解
最新技術のフォロー
アイデアを実行に移すための調整、ロードマップの策定も難しい
特に「コスパの悪い」施策をねじ込むスキルが必要
e.g: チームのケイパビリティを上げてビジネス/経営が満足する開発スピードを発揮する
An Elegant Puzzle でいう repaying debt 負債を返すチームになっていること
「恩を売る」ようなプロジェクトマネジメントスキル
e.g: コスパが悪くないことを説明したり、スコープを調整したりする能力
たとえば、アクション・ラーニングの調整・実行などはあり得る
技術的課題にワーキンググループを作って定期的にあたり、視座やスキルを交換する