EDSAC
1949 年イギリスで開発されたコンピュータ。ケンブリッジ大学のウィルクス (Maurice Vincent Wilkes) によって作られた、 最初のノイマン型コンピュータ。 管の中に水銀を満たして片側から超音波のパルスを与えると、 超音波は水銀中を伝わって反対側に届きます。 これを電気信号に変えてまた超音波のパルスにして管に戻してやると、 水銀の中で循環する超音波のパルスとしてデータを記憶させることができます。これを遅延線メモリといい、 連続しているデータを順次読み書きするこのようなタイプのメモリを、 シーケンシャルアクセスメモリ(sequential access memory) 。1960 年代以降、コンピュータのメモリは、トランジスタに代替され、さらには右写真の IC(集積回路)に置き換わって行く。
EDSAC には 3,000 本の真空管が使われ、消費電力は 12kW、専有面積は 20m2 でした。ほぼ 12 畳の部屋いっぱいの大きさです。動画