経済的発注量
Economic Order Quantity
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在庫管理における最適な発注量を決定するための数式
大量に買えば、商品1個あたりの発注費は小さくできるが、在庫が増えるので在庫保持にかかる費用が嵩む
逆も然り
そのトレード・オフの関係にある2つを最小にする点を求める
計算式
$ EOQ = \sqrt{\frac{2DS}{H}}
D
一定期間の需要量
販売数量など
S
1回あたりの発注費
H
単位在庫あたりの年間保管コスト
新たに在庫を発注するたびに発生するコスト
発注処理にかかる費用や、発注書を作成するための事務手続きのコストなどが含まれる
発注回数が多くなると、このコストも増加する
在庫を保管するためのコスト
これには、倉庫の保管費用、在庫の減価償却、保険料、利子などが含まれる
保持する在庫量が増えるほど、このコストも増加する
例
もし、年間の需要が1000個、1回の発注コストが50ドル、1個あたりの年間保管コストが2ドルであれば、EOQは以下のように計算されます。
$ EOQ = \sqrt{\frac{2 \times 1000 \times 50}{2}} = \sqrt{50000} = 224.95
つまり、1回に約225個を発注するのが、コストを最小化する最適な発注量ということになります。