抽象的な能力は、評価するのも、アピールするのも難しい
最近のprojectでformやmoduleに対する解像度がだいぶあがった実感があり
数年前に書いた別のプロジェクトのコードを見返すとウッとなる
ただこのコード自体もチームで改善してきたはずで、
アプリのユーザからすればちゃんと使えるものになっている
この成長過程というか、この間に得た能力は差分としてはアピールできるものだが、
これを体裁整えて言語化するのがやや難しい
よくある職務経歴書はプロジェクトごとにやったことを書きがちで、内面に対する評価があまりない ユーザがN人規模のインフラを作りました、みたいな、プロジェクト自体の規模とか要件に目が行きがち
その部分の専門性の重要さも分かるが
変更容易性などを加味した実装ってもっと根幹に関わるものである
じゃあ逆に評価する立場なら、そういう抽象的な能力の有無をどうやって評価するか
作問をすると表層的になりがち
知識を問うことになる
これの使い方知ってますか、これの仕組み知ってますか
そんなもん知らなくてもその場で学べば良いし、
ググったりスクボで結果がわかるならそうすれば良いだけ
逆に相手の興味のある話題を聞き出してそれを深掘りすればよいのでは
こちら(評価する側)から用意した話題について話すのではなく、
相手側が関心のある話題を提供する
それについて深掘りをしていく
なんでそれを学んだのか
どういう教材をもとに知識を得たのか
巷で言われている言説についてどう思うか
その教材の知識はそのままでは活かせないはずで、どう工夫して適用したのか
この辺が重要
考える力みたいな
この部分の能力はかなり抽象的で汎用的なものでありそう
ここが強い人は、広い概念をサッと理解して、思考してる印象がある
mrsekut.iconもここを伸ばしたいと思ってる
この観点で話せる話題はどこにも書いてないもので、その人自身が到達したものと言える
その部分を深掘りして聞く
記憶の問題で解像度が甘くなる回答になる可能性もあるが、それは質問者の腕の見せ所という感じはする
上手い、的確な深掘り質問を投げる
「でもそうしたらこういう問題起きませんか?」
これ、逆もあって、自分が求職者だった場合に、相手の企業と話すことになるわけだが、
そのサービスの分野(e.g. 医療、農業、金融)だったり、
チームの規模だったり、体制だったり、
を質問しがち
「アジャイルやってます」「テストやってます」「型頑張ってます」というのもいかようにも解釈可能で、そのラベルが知りたいわけじゃないんだよな
その辺はかなり上辺な話で、正直言えば「ちょっとコード見せてもらえますか」ぐらい言いたいところではある
コードをいくつか見ればそのチームの能力はある程度わかるだろうし
受け答えの中の解像度の高さとかで判断するしか無いのかもしれない
「そんだけ考えてるならまあちゃんとしてるでしょう」という予測をすることになる
使用してるツールとか規模とかの話は機会的にはおもしろ要素ではあるが、それ自体が重要な訳では無い
使用してるツールの思想から、その抽象的な思想を読み取ることはできるだろう
他の企業について見るときはそういう上辺だけを見ないように気をつけないといけない(?)
容易にハックできない、というのも重要
GitHubの草なんか、bot作れば毎日1000commitできるわけで