実行の溝と評価の溝
まず、Normanの提唱した、ユーザとシステム間のインタラクションのモデルがあるらしい
1. ユーザが目標を決定する
2. ユーザが望ましいシステムの状態を意図する
3. ユーザが意図どおりの状態を実現するための入力を選択する
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4. システムがコマンドを実行して応答を返す
5. ユーザがその状態を知覚する
6. ユーザが知覚した内容を解釈する
7. ユーザが、はじめに意図した状態と実際の状態を比較評価する ref ユーザがシステムを使ってなにかの操作をしたい時に、1~7までが順番に生じている、というモデル化
脱線
上のように提示されたら「だいたいそうだな」と思うが、同時に「どういう根拠で?」という気持ちもあるmrsekut.icon
でも根拠の示し方もわからないので批判もやりづらく、受け入れるしか無い、となっちゃうなmrsekut.icon
論文にちゃんと書いてるのかも知れないけど
この時、1~4と5~7部分に分けて、それぞれの「わかりにくさ」のようなことを指してるのが、2つの溝
ユーザが
目標を達成するために必要なアクションを理解し、
実行すること
の困難さを表す
システムに対するinput部分の困難さのこと
システムに対する使用法のわかりにくさ
例えば検索したい時に、細かいクエリを知ってないと使えないとか
システムからのフィードバックをユーザがどの程度理解し、評価できるか
システムからのoutput部分のわかりづらさのこと
ユーザがシステムの状態を簡単に理解し、自分の行動の結果を評価できる場合、この溝は小さいと言える
「アプリケーションのわかりづらさ」に出会った時に、まずこの大別した2つのどちらに相当するかを考えるだけでも、得られることがありそうmrsekut.icon