反復強迫
不快でしかありえないような現象を執拗に繰り返す本能的なもののこと
ex. 辛い記憶が夢の中に繰り返し出てくるなど
本当に快原理のみを求めているなら、こんな現象はありえないはずmrsekut.icon 反復強迫は外的ショックに対する刺激保護としての心的装置としての役割
不安な状態とは、心的エネルギーを一箇所に備給された状態
外的ショックをそれによって拘束し対処する
考え方としては割と単純
外的ショックを和らげるためには心的エネルギーを消費する
心的エネルギーは予め一箇所に備給しておける
過剰に備給された状態が「不安な状態」
エネルギーを一箇所に集めているため、他の身体の機能が低下する
予め心的エネルギーを備給しておれば、対処できる
しかし、急な外的ショック(自然災害、戦争)の場合は、準備できていないため、心的装置は外的エネルギーを拘束できない
それによって外傷性の神経症を患う
その後、心的装置は、外傷を負わせた場面を繰り返し想起し、シミュレートすることで、このエネルギーを統制しようとする
一回でうまくいくものではないので、何度も繰り返される
それが、夢の中で外傷的な場面が出てくる理由である