効果的加速主義
effective accelerationism, e/acc 効果的加速主義(effective accelerationism)とは、テクノロジーの時代において、社会の改革のためにイノベーションと資本主義を最大限推し進める必要がある、という考えだ。その主唱者は次のように指摘する。
人類は、テクノロジーの進歩と成長を通じて問題を解決します。歴史上の反例、つまり人類が後退することで問題を解決した例は、ほとんどないか、存在しないに等しいです。
そのため効果的加速主義は、資本主義に反対する脱成長のような考えを「一種の降伏」であるとか、「羊の皮をかぶった狼」だとして拒絶する。 ref 両者ともに資本主義を指示するが、富の分配方法が異なる 効果的利他主義(effective altruism)は、データや科学的な根拠に基づき、貧困者に対してインパクトを最大化させた寄付などの利他行為を志向する考えを指す。 ref 一方、効果的加速主義によれば、人々を貧困から救い出す際には自由市場が最も効果的だという。結果として、人々に完璧さや(効果的利他主義のような)善意を求めることもしない、と示唆している。 ref 通常の加速主義と異なるのはテクノロジーを軸としている点なのだろうか?mrsekut.icon
技術革新を推し進めることこそが本質的に慈善的