割引率
将来価値を基準に、現在価値を求める際に用いる年率
年率1%としたときに、
現在価値が100円なら、将来価値は101円になる
100 * (1 + 0.01) = 101
現在価値を基準に、将来価値を求める
将来価値が101円の時、現在価値は100円になる
101 / (1 + 0.01) = 100
将来価値を基準に、現在価値を求める
これの時の1%のことを割引率と呼ぶ
これの設定で諸々の計算に影響するからかなり脆弱な印象はあるmrsekut.icon
業界によっても異なる
では、自社で使うべきrはどのような数字なのだろうか。汐井の答えは、投資家が同業の類似企業に投資する際に期待する収益率ということになる。たとえば、製造業の企業の収益率が一般的に12%程度であるのに対し、ソフトウェア企業のそれは18%程度となっている。この差は、ソフトウェア産業が製造業と比べて高成長、高リスクな業界であることに起因している。ref 『データ・ドリブン・マーケティング』.icon p.148
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割引率に影響する要因
1. 市場金利:
銀行や金融機関が提供する金利は、割引率の基本的な要因です。
市場金利が高いと、将来のキャッシュフローを現在の価値に換算する際に、より高い割引率を使用することになります。
2. リスクプレミアム:
投資に伴うリスクを考慮するために、リスクプレミアムが加えられます。
リスクの高いプロジェクトや投資には、より高い割引率を設定することが一般的です。これは、将来のキャッシュフローが不確実であるためです。
3. インフレ率:
インフレが進むと、将来のお金の価値が目減りします。
したがって、インフレ率を考慮して割引率を調整する必要があります。
インフレが高い場合、将来のキャッシュフローを現在価値に換算する際に、より高い割引率を使用します。
企業が資金を調達する際のコスト(エクイティコストやデットコスト)も割引率に影響します。
企業が資金を調達するために支払う必要がある金利やリターンを考慮します。
5. 投資の期間:
投資の期間が長いほど、将来の不確実性が増すため、割引率が高くなる傾向があります。
長期的なプロジェクトでは、より高い割引率を使用することが一般的です。
6. 経済環境:
経済の安定性や成長率も割引率に影響します。
経済が不安定な場合、投資のリスクが高まるため、割引率が上昇することがあります。