ハビトゥス
habitus
ブルデュー以前からもあったらしい
↓に書いてるのは全てブルデューの話mrsekut.icon
生活の諸条件を共有する人々の間に形成され、その集団の中で持続的かつ臨機応変に知覚・思考・行為を生み出す原理としてはたらく、心的諸傾向の体系
意味がわからんmrsekut.icon
ハビトゥスの形成とは、社会的場にふさわしいふるまいの生成能力を身体化すること
慣習行動を形成するための感覚的なもの?
2つの側面がある
e.g. 上品な/下品な、洗練された/粗野な、のように分類できる
分類可能な慣習行動や作品を生産する能力
構造化する構造
生産する、構造化する、という能動的なイメージ?mrsekut.icon
趣味
慣習行動や生産物を、差異化し評価する能力
構造化された構造
すでに社会に存在する概念が、個々人の知覚に影響を及ぼすという受動的なイメージ?mrsekut.icon
その階級の中で、人間に根源的に実装されている構造、みたいなもの
(その階級の中で)人間に普遍的に見られる傾向、といったほうがわかりやすそうmrsekut.icon
「こういう趣味をしてる人は、こういう傾向がある」というノリのものを抽象化したもの
社会学、という感じするmrsekut.icon
人間は、個人によって身体化された知覚・思考・行動様式などを持ち合わせている
これらの一連の性向が、全体として同じような方向を向いているvectorの束とみなせる
個々人が所有している一連の性向が集まって構造化され、
その人間の存在そのもののと化したものがハビトゥス
恐らく何がいいたいのかと言うと、
知覚・思考・行動様式などは、全然バラバラな方向を見てるのではなく、まあだいたい同じような方向を見てる
だから、趣味や職業で分類することで、人類の分類もできる的な?
こういう具体例
音楽の分野でベートーヴェンが好きな人は、美術の分野では古典派絵画を好む傾向がある、とか
業務で好奇心を発揮する人は、ゲームでも勝利への意欲が強い傾向がある、とか
ある分野での慣習行動で見られる性向が、他の分野でも見られる
また、ハビトゥスは固定的なものではなく、つど更新もされる
例外的な事象が起きたときに、それを新たな情報として組み込んで更新する
創造的なシステムでもある
めっちゃ構造主義的やなmrsekut.icon
動的な側面を持ち合わせた構造主義
ハビトゥス(habitus)と習慣(habitude)の違い 『ブルデュー『ディスタンクシオン』講義』.icon p.93
習慣は反復的なもの
時間制を捨像してる
静的
AのようなものはBをする
習慣は、ハビトゥスから生まれた現前したものと言う感じ?
現代の感覚の「習慣」よりももっと固定的なイメージか
ハビトゥスは強力な生成母体
新たな慣習行動を生成する
動的に変化する
環境が変わると変わる
ビジネスの場とゲームの場とで違う