ネガティヴ・ケイパビリティ
ネガティブ・ケイパビリティ(英語: Negative capability)は詩人ジョン・キーツが不確実なものや未解決のものを受容する能力を記述した言葉。 日本語訳は定まっておらず、「消極的能力」「消極的受容力」「否定的能力」など数多くの訳語が存在する[1]。
『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』[2]によると、悩める現代人に最も必要と考えるのは「共感する」ことであり、この共感が成熟する過程で伴走し、容易に答えの出ない事態に耐えうる能力がネガティブ・ケイパビリティ。キーツが発見し、第二次世界大戦に従軍した精神科医ビオンにより再発見されたとのこと。 「知らないことにあれこれ考えてもしょうがない」という考え方だ。「消極的受容力」などと言われることもある。
例えば、上層部の考えていることが分からない、明日のプレゼンが上手く行くか心配、将来が漠然と不安、みたいな問題は基本的に 解決できない問題 だ。もちろん、考えていることが分からないなら話してみればいいし、プレゼンは練習するしかないのだが、根本的に未来のことや他人のことは分からず、解決できず、常に不安であると思っておいたほうが良い。