スターバックス
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UX
米国発のコーヒーチェーン
「第三の場所(Third Place)」を売る業態
1971年創業
世界80カ国超・3万8千店超
ビジネスモデル
直営店中心(FCはほぼなし)でプレミアム価格のコーヒー+体験を提供。商品はコーヒーだが、本当に売っているのは「家でも職場でもない居場所」。客単価よりリピート頻度と滞在時間を重視する。
なぜ有名か(戦略論的な意義)
楠木『ストーリー』第5章のメイン事例。クリティカル・コア=直営方式 の代表例
「コンセプト → 構成要素」型ストーリーの教科書
体験経済(Experience Economy)の文脈でも頻出
海外進出と現地適応のケーススタディとしても定番
タイムライン
1971: シアトルでコーヒー豆販売店として創業
1982: ハワード・シュルツがマーケ担当として入社
1987: シュルツが買収、エスプレッソバー業態にリブランド
1992: NASDAQ上場
1996: 海外1号店(東京・銀座)
2008: 急拡大の反動で初の減益、シュルツCEO復帰、約600店閉鎖
2017: シュルツ退任
現在: 3万8千店超、米中での競争激化
直感に反する面白いポイント
直営方式:
フランチャイズのほうが低コスト・低リスク・モチベ高なのに敢えて直営。理由は「回転率を上げないため」── FCだとオーナーが回転率最大化に走るが、第三の場所には「客を放置する」「わざと待たせる」が必要だから
客をわざと待たせる:
提供に2-3分かけ、忙しい人が来づらい雰囲気を作る。「忙しい人を排除する」が逆に「ゆっくりしたい人」の居場所を作る
「最高品質のコーヒー」が売りではない:
焙煎が深すぎてコーヒー通には不評。でもそれでいい(コアの提供価値は別だから)
よく対比される企業
ドトール: フランチャイズ・低価格・高回転率(スタバとほぼ全項目逆)
マクドナルド: 早い・安い・テイクアウト中心 vs ゆっくり・高い・店内中心
ブルーボトル: 「コーヒーそのもの」勝負(ジョブ理論的に違うジョブを解いている)
出てくる本
楠木建『ストーリーとしての競争戦略』第5章
ハワード・シュルツ『スターバックス成功物語』『オンワード』
パイン&ギルモア『経験経済』