ジャグリング・ユニット・フラトレス第6回公演『わが星』を見た
https://gyazo.com/6eb16385b4c61d499ee0dce8c8d80d70
2022/5/22
劇団名
作品名
場所
主人公の ”ちーちゃん” は地球の擬人化であり、人の一生と星の一生、生まれて消えるまでを、クリック音に合わせた発話・動きによって表現・進行していくラップミュージカルという形態をとっています。
https://www.youtube.com/watch?v=l2DK6ulaBsM
小さめの劇団による演劇を初めて見た
高校で劇団四季や宝塚を見に行ったことはある
当時は全く面白みがわからなかった
大学生になったあたりで、演劇見に行ってみたいなと思いつつも、全く機会もなく、それほどのモチベもなく、特に行動に移さなかった
今回は、mimizu.iconに誘ってもらったので、一緒に見に行った
4人で見に行った
フラトレスは、ジャグリングと演劇をかけ合わせた作品をやる劇団らしい
20名いないぐらいの団体っぽい
作品に参加している人は、全員がフラトレスのメンバーというわけでもなく、公演ごとに外部のメンバーも参加している
わが星は、2009年に柴幸男氏が書き、劇団ままごとが上演した作品 かなり有名らしく、(今回のように)何度か別の劇団でもやっているらしい
フラトレスはいつもは代表の人が脚本を書いているが、今回は外部の既存作品という感じ
ただ、オリジナルのわが星にはジャグリング要素はない
フラトレスが、既存の脚本にジャグリング要素を付け足した演出をしている
あらすじは、地球を擬人化した、ちーちゃんという女の子が主人公
ちーちゃんの家族、ちーちゃんの友人の月ちゃんなどが登場する
時間の感覚がかなり大規模で、数億年単位で見た星の一生を表現する
とても良かったmrsekut.icon*3
個人的には、ストーリー自体にはあまり惹かれなかった
というか、他が凄すぎて、感覚で見ていたので、ストーリーをちゃんと追えてなかった感じがする
演出が凄い
演劇、ジャグリング、歌、ラップなどを拍子に乗せて進んでいく
ジャグリングを追っていると、セリフが入ってこなくなるので、見るのも忙しい
セリフ運びも印象的で、ラップ調の音楽に合わせて独白や会話を行う
もしセリフが飛んだりすると、露骨にズレることになるだろうけど、その危うさもなかった
似た会話のループが度々登場する
会話の些末に変化はあるが、発声する人の順序や内容が同じ構成で繰り返される部分がある
大規模な時間の流れを感じる
最初と最後に、全員が円になってぐるぐる回るシーンがある
音楽に合わせてぐるぐる回り、
音楽に合わせて発声する
全員でタイミングを合わす部分もあれば、1拍ずつ発声する人間が切り替わる部分もある
演者は8人ほどおり、その間に黒服のジャグラーがいる
皆で光る玉を移動させたり、リングを投げ合ったりする
美しい
初めて演劇を見たこともあり、メタに惹かれた部分もあった
演者が演劇を好きでやってるんだなというのを感じた
自分の人生で、演劇をやるぞと決めて、それに打ち込んでいる姿が美しい
彼らは、別で仕事もやりつつ時間を作って練習をしているんだろうか(知らんけど)
あのクオリティを出すために、どれだけ練習したんだろう
自分に劇中の登場人物を憑依させて表現する姿がすごく尊いものだと感じた
という話を、終わった後に、一緒に行った人に話したら、
「演劇を初めて見た人の感想ってそんな感じになるんだ」と言われた
確かにmrsekut.icon
ドラマや映画で見るのと全く違う感覚だったと思う
物理的な距離が近いし、全然知らない人だし、発声の感じとか生で伝わるし
今まで演劇を見たことなかったの、普通に損だなと思った
また機会を見つけて見てみたい
mrsekut.iconの語彙がひもじい
その時感じた感動を、できるだけそのまま言語化できるような語彙を身に着けたい
と、↑を書いていて思った
会場でブルーレイの予約やってた気がするが、買えばよかったmrsekut.icon