オブジェクト指向哲学
object-oriented philosophy
Object Oriented Ontology, OOO
オブジェクトを自律的存在として扱う
アクセス不可能かつあらゆる関係から無限に引き離されたもの
こうしたオブジェクトがいかにしてアクセスされ、関係を持つことができるのかと問う
現実的オブジェクトは我々の知識とは共約不可能であり、認知的であれそうでないものであれ、いかなる種類の関係的アクセスに対する翻訳も不可能である
オブジェクトは間接的にのみ知られることができる
そしてこれは人間に限らず、あらゆるものにとっても当てはまる運命なのである
オブジェクトの2つのカテゴリー
2つのオブジェクトはいかにして相互作用することができるのかという形而上学的な問題
この問題に対する彼の解決方法
代替因果(vicarious causation)の導入 これによってオブジェクトは「意図(intention)」(これもまたオブジェクトである)の内側においてのみ相互作用ができるという
従来の哲学
つまり、ハーマンがアンチしているものmrsekut.icon
対象そのものを見ていない
対象を別のものに置き換えて哲学している
overmining
その対象は何をもたらすか、という関係・文脈に還元
対象の上方に生じる表層的なものによって対象を置き換える
ものとものの「関係」に着目する
undermining
対象を構成する諸要素に還元する
対象の下方にある根源的なものによって対象を置き換える
関連
あらゆるオブジェクトは根本的にバラバラで独立している
オブジェクトとは存在者のこと
e.g. 人間、犬、洗濯機
互いに絶対的に無関係である
関係は二次的なものである
ざっくり言うとなに?
何に対してアンチしていて、どういう見方を基点にしているのか