『エンジニアの知的生産術』
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2018/8/10
2018年に読んで、2024年に読み返している
2018年に読んだ頃はScrapboxを使っていなかったのでどこにもメモが残っておらず何も覚えてなかった
「なにか良いこと書いてるけど普通だな」みたいな印象を受けていた気がする
一方で、2024年に読み返してみると割と面白い
アバウトに捉えていたものに対して名前や整理を提示される
ただ紙幅の都合か深みがやや物足りなさもある
射程範囲は広い
第1章 新しいことを学ぶには
このサイクル
情報収集
実践・検証
大雑把に
Column見つける力は10年後も必要か?
1,000ページ以上ある資料も,目次はたった6ページ
ソースコードを段階的に読む
ドキュメントの大まかな構造
英語の論文の大まかな構造
民法の地図
Column民法マップの抜粋
片っ端から
写経というテクニック
数学
時間を区切ろう
写経は補助輪
再び写経を必要とするとき
歴史から学ぶ
パターン本から学ぶ
検証
作って検証
解説も作ることの一種
試験で検証
検証の難しい分野
まとめ
第2章 やる気を出すには
GTD
Column緊急性分解理論
1次元でないと大小比較ができない
不確定要素がある場合の大小関係は?
探索と利用のトレードオフ
不確かなときは楽観的に
リスクと価値と優先順位
重要事項を優先する
「通知された」は「緊急」ではない
価値観はボトムアップに言語化する
Column7つの習慣
優先順位を今決めようとしなくてよい
1つのタスクのやる気を出す
タスクが大きすぎる
執筆という大きなタスク
タイムボックス
集中力の限界
ポモドーロテクニック
見積り能力を鍛える
分単位で見積もるタスクシュート時間術
ColumnPDCAサイクル
計測し,退け,まとめる
まとめ
第3章 記憶を鍛えるには
記憶のしくみ
海馬
海馬を取り除かれた人
Morrisの水迷路
記憶は1種類ではない
記憶と筋肉の共通点
信号を伝えるシナプス
シナプスの長期増強
まず消えやすい方法で作り,徐々に長持ちする方法に変える
繰り返し使うことによって強くなる
Column海馬では時間が圧縮される
アウトプットが記憶を鍛える
テストは記憶の手段
テストをしてからさらに学ぶ
自信はないが成績は高い
適応的ブースティング
テストの高速サイクル
知識を長持ちさせる間隔反復法
忘れてから復習する
ライトナーシステム
問題のやさしさ
知識を構造化する20のルール
Anki
難易度の自動調節
教材は自分で作る
Column知識を構造化する残り15のルール
作る過程で理解が深まる
個人的な情報を利用できる
著作権と私的使用のための複製
まとめ
第4章 効率的に読むには
得た情報と自分の経験を元に構造化する
読書は単なるインプットの構造化ではない
読書時のボトルネック
目の性能限界、ページめくり、頭の理解速度
時間単位のインプット量を増やしても、時間単位の理解できる量は変わらないことに注意する
1ページ3分以上の「組み立てる」読み方
哲学書の読み方
開いている本・閉じている本
外部参照が必要な本
登山型の本とハイキング型の本
1冊に40時間かけて読む
棚を見る
読書ノートに書きながら読む
わからないことを解消するために読む
数学書の読み方
わかるの定義
わかることは必要か?
読むというタスクの設計
理解は不確実タスク
読書は手段,目的は別
大雑把な地図の入手
結合を起こす
思考の道具を手に入れる
復習のための教材を作る
レバレッジメモを作る
Incremental Reading
人に教える
まとめ
第5章 考えをまとめるには
情報が多すぎる? 少なすぎる?
書き出し法で情報量を確認
質を求めてはいけない
実践してみよう
100枚を目標にしよう
100枚目標のメリット
重複は気にしない
多すぎる情報をどうまとめるか
並べて一覧性を高くする
Column書き出し法の実例
並べる過程で思い付いたらすぐ記録
関係のありそうなものを近くに移動
Columnふせんのサイズ
KJ法の流れ
グループ編成には発想の転換が必要
グループ編成は客観的ではない
グループ編成は階層的分類ではない
既存の分類基準を使うデメリット
Columnフレームワークによる効率化
事前に分類基準を作るデメリット
分類で負担を減らすメリット
関係とは何だろう
類似だけが関係ではない
NM法は対立関係に着目する
話題がつながる関係
束ねて表札を付け,圧縮していく
表札作りのメリット・デメリット
表札を作れるグループが良いグループ
ふせんが膨大なときの表札作り
「考えがまとまらない」と「部屋が片付かない」は似ている
Column表札とふせんの色
Column知識の整合性
束ねたふせんをまた広げる
文章化してアウトプット
社会人向けチューニング
ステップの省略
中断可能な設計
A4書類の整理法
繰り返していくことが大事
KJ法を繰り返す
繰り返しのトリガ
インクリメンタルな改善
過去の出力を再度グループ編成
電子化
まとめ
第6章 アイデアを思い付くには
「アイデアを思い付く」はあいまいで大きなタスク
アイデアを思い付く3つのフェーズ
耕すフェーズ
芽生えるフェーズ
育てるフェーズ
先人の発想法
Youngのアイデアの作り方
川喜田二郎の発想法
Otto Scharmerの変化のパターン
芽生えは管理できない
まずは情報を収集する
自分の中の探検
言語化を促す方法
質問によるトリガ
フレームワークのメリットとデメリット
創造は主観的
身体感覚
絵に描いてみる
たとえ話・メタファ・アナロジー
NM法とアナロジー
Clean LanguageとSymbolic Modelling
まだ言葉になっていないもの
暗黙知 解決に近付いている感覚
Column二種類の暗黙知
違和感は重要な兆候
Thinking At the Edge まだ言葉にならないところ
辞書との照合
公共の言葉と私的な言葉
KJ法も違和感に注目
言語化のまとめ
磨き上げる
最小限の実現可能な製品
誰が顧客かわからなければ,何が品質かもわからない
何を検証すべきかは目的によって異なる
U曲線を登る
他人の視点が大事
誰からでも学ぶことができる
タイムマシンを作れ
Column知識の分布図
再び耕す
Column書籍とは双方向のコミュニケーションができない
まとめ
第7章 何を学ぶかを決めるには
何を学ぶのが正しいか?
数学の正しさ
科学と数学の正しさの違い
意思決定の正しさ
繰り返す科学実験と一回性の意思決定
事後的に決まる有用性
過去を振り返って点をつなぐ
自分経営戦略
学びたい対象を探す探索戦略
Column選択肢の数が意思決定の質にもたらす影響
探索範囲を広くする
知識を利用して拡大再生産戦略
卓越を目指す差別化戦略
他人からの知識の獲得はコストが安い
他人から得た知識は価値が低い
卓越性の追求
かけ合わせによる差別化戦略
ふたこぶの知識
連続スペシャリスト
新入社員の戦略案
組織の境界をまたぐ知識の貿易商戦略
知識を創造する