「全てのデジタル署名が、公開鍵暗号方式を逆にしたもの」というわけではない
厳密に見ると2点の誤りがある
全ての公開鍵暗号方式がRSA暗号のようなものではない
公開鍵暗号方式の1つであるRSA暗号がたまたま逆に適用できるだけ
他の公開鍵暗号方式ではそれに限らない
逆に適用できる、という事自体が無理なものがある
全てのデジタル署名はRSA署名のようなものではない デジタル署名の1つであるRSA署名がたまたまそうなだけ
他のデジタル署名はそれに限らない
「デジタル署名」の説明をする際に、これら説明しやすい1つの具体例だけを取り上げて、
「デジタル署名とは、公開鍵暗号方式を逆にしたものである」
と説明されることに対して、それは誤解を招くから良くない、という主張をされている
1つの具体例ではこの説明は適当だけど、デジタル署名全体の説明ではないよ、ということに注意すれば良い