makeコマンド
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make コマンドのオプションには、ビルドの挙動を制御するための多くのものがあります。
以下に、代表的なオプションとその説明を示します。
🎛️ よく使われる make のオプション一覧
table:table
オプション 説明
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--always-make または -B すべてのターゲットを常に再構築します。依存関係の更新にかかわらず全て実行したいときに使います。
--dry-run または -n 実際には何も実行せず、どのコマンドが実行されるかだけを表示します。確認用に便利です。
--just-print または --recon または --no-execute --dry-run と同じ。すべてのコマンドを表示するが実行しない。
--keep-going または -k 一部のターゲットが失敗しても、他のターゲットのビルドを続行します。
--silent または -s 実行するコマンドを表示しない。
--debug[=FLAGS] デバッグ情報を表示。FLAGS により詳細を制御(例: make --debug=b でビルトインのルール表示)。
--touch または -t ターゲットを更新せず、タイムスタンプだけを変更します。
--no-builtin-rules または -r デフォルトのルールや変数定義を無効化。
--no-builtin-variables または -R 組み込み変数の定義を無効にする。
--file=FILE または -f FILE デフォルトの Makefile ではなく、指定したファイルを使用する。
--jobs=N または -j N 並列で N 個のジョブを同時に実行する。-j だけだと無制限。
--warn-undefined-variables 未定義の変数を使った場合に警告を出す。
✅ よく使う組み合わせ例
code:sh
make -B 全ターゲットを強制的に再ビルド
make -n 実行されるコマンドを確認(Dry run)
make -j4 4並列でビルド
make -k 途中で失敗しても他のターゲットを続行