zlib
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zlib は、データの圧縮と解凍を行うためのライブラリで、主に圧縮形式として「deflate」アルゴリズムを使用しています。 zlibはC言語で実装されており、多くのプログラミング言語やアプリケーションで利用されています。
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主な特徴
1. 軽量で高速:
zlibはパフォーマンスに優れており、比較的低いリソースで圧縮・解凍を行えます。
2. 圧縮アルゴリズム:
Deflateアルゴリズムを使用。
Deflateは、LZ77圧縮とハフマン符号化を組み合わせた形式。
3. 広範な互換性:
zlibは、他の多くのフォーマットやプロトコルと互換性があります(例: gzip、HTTP圧縮、PNG画像)。
4. オープンソース:
zlibはオープンソースで、zlibライセンスのもとで配布されています。
zlibの仕組み
zlibはDeflateアルゴリズムをベースにして動作します。
1. 圧縮のステップ:
繰り返し出現する文字列を検出し、それを参照として格納。
ハフマン符号化:
頻出するデータを短いビット列で表現し、効率を高めます。
2. 解凍のステップ:
圧縮時の逆の手順を実行して元データを復元。
3. ストリームベースの処理:
zlibは、データをストリーム(連続したデータ)として扱い、大きなファイルやデータも部分ごとに処理できます。
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zlib:
Deflateアルゴリズムのみを提供。
軽量で汎用的な圧縮ライブラリ。
gzip:
zlibを利用してDeflate圧縮を行うが、独自のヘッダーやチェックサムを持つ形式。