DNSレコード
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2. DNSレコードとは?
DNSサーバーに保存されている情報の1行(エントリ)のことです。
それぞれのレコードには「このドメインについての情報」が書かれています。
つまり、DNSレコード = ドメインに関する設定情報。
3. DNSレコードの基本構造
レコードは「ドメインにどんな情報を紐づけるか」を表す。ざっくり以下のような形式です:
code:_
<名前> <TTL> <クラス> <タイプ> <値>
例:
code:_
example.com. 3600 IN A 192.0.2.1
名前 … 対象のドメイン(例: example.com)
TTL (Time To Live) … キャッシュ有効期限(秒)
クラス … 普通は IN(インターネット)固定
タイプ … レコードの種類(A, MX, CNAME など)
値 … 種類ごとの設定内容(IPアドレス、別名、メールサーバー名など)
4. 例で理解
Aレコード
code:_
example.com. 3600 IN A 192.0.2.1
→ 「example.com は 192.0.2.1 のサーバーにあるよ」
MXレコード
code:_
example.com. 3600 IN MX 10 mail.example.com.
→ 「example.com に送るメールは mail.example.com が受けるよ」
CNAMEレコード
code:_
www.example.com. 3600 IN CNAME example.com.
→ 「www.example.com は example.com と同じ場所だよ」
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基本的なレコード
Aレコード
AAAAレコード
CNAMEレコード
NSレコード
SOAレコード
Start of Authority Record
ゾーンの開始点。ゾーン管理情報を記載。
例: 管理者メールアドレス、シリアル番号、キャッシュ有効期限など。
メール関連
MXレコード
PTRレコード
Pointer Record
逆引きDNS に使われる。IPアドレス → ドメイン名。
例: 192.0.2.1 → example.com
セキュリティ関連
DNSKEYレコード
[/ DNSSECで署名を検証するための 公開鍵 を保持。
DSレコード
Delegation Signer Record
親ゾーンに子ゾーンのDNSSEC情報を伝えるためのハッシュ値。
TLSAレコード
TLS Authentication Record
DANEに使われる。サーバー証明書や公開鍵をDNSSEC経由で認証。
CAAレコード
Certification Authority Authorization
どの認証局(CA)がそのドメインに証明書を発行できるか制御。
TSIGレコード
Transaction SIGnature
DNSサーバー間の通信を認証・署名するための仕組み(鍵共有による認証)。
その他
SRVレコード
TXTレコード
ANYレコード
ANY Record
「そのドメインに設定されている全てのレコードを返して」と問い合わせる特殊クエリ。
※近年はセキュリティ理由で多くのDNSサーバーが制限している。
https://help.onamae.com/answer/7883