CloudTrail
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AWSの監査・ガバナンス・コンプライアンス用サービスの一つです。
主に「誰が・いつ・何をしたか」という操作履歴を記録するサービスです。
🌟 CloudTrailの概要
CloudTrailはAWSアカウント内で発生したAPIコール(アクション)を記録し、
後から「何が起きたのか」を追跡・監査できるようにするためのサービスです。
✅ できること
誰(IAMユーザー、ロール、サービス)が
いつ(タイムスタンプ)
どこから(IPアドレス)
何をしたのか(API呼び出しの内容)
これらの情報を記録し、主に下記の用途で利用されます:
セキュリティ監査
インシデント調査
運用トラブルの原因分析
コンプライアンス対応(証跡として活用)
📦 CloudTrailの主な要素
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項目 説明
イベント APIコールの記録。S3のPutObject、EC2のRunInstancesなど。
トレイル CloudTrailでどのイベントをどこに記録するかを設定したもの。
S3バケット イベントログの保存先。
CloudWatch Logs ログをリアルタイムで監視する場合に使う。
SNS通知 異常操作を検出した際に通知するための仕組み。
🚀 CloudTrailの動き
1. AWSアカウントでAPI操作が実行される。
2. CloudTrailがその操作をイベントとしてキャプチャする。
3. S3バケットやCloudWatch Logsにログが保存される。
4. 必要に応じてSNSで通知、CloudWatchでリアルタイム監視。
💡 補足
CloudTrailはデフォルトで全リージョンのマネジメントイベントを記録しています(※読み取りのみ無料)。
データイベント(例:S3オブジェクトの操作)は別途有料オプション。
CloudTrail Insightsという機能を使えば、異常な操作パターンを検出することも可能。
🔍 参考:よく使われる設定パターン
S3、EC2、IAMなどの重要サービスの操作ログをCloudTrailで必ず取得する。
CloudTrailのログをCloudWatch Logsに流して異常検知を自動化する。