平家物語に関するこの文章の出典を探す。
こんなよくわからない文章を僕が書いたとは思えないので、出典を探す(もしかすると自分かもしれないけど、もしそうなら解釈にあたって依拠した本があるはずなので、それを探す)。
平家滅亡後、方丈記にも伝えられる大地震が京都で起きるなど世の中が不安で満ちる。そうした不安感に苦しむ人々が平家の栄枯盛衰の意味を再考し歴史に位置付けようとするなかで平家物語は生まれた。平家の怨霊を鎮め、人々を仏教に帰依させようという物語構成になっている。具体的には合戦で"口惜し"と亡くなっていった男達の死を慰めるために、美女を男の都合よく描いる。平家物語は、動乱のなかで苦しむ女性達の気持ちが抜け落ちた女不在の物語である。全体を通し著者の女性嫌悪の物語解釈が目立ち、特に 「木曽の最後」で巴は木曽の最後の愛人たりえず、今井との男同士の愛をもって武将の最期を飾る美しい物語に仕立てた場面からは著者の男性同性愛的傾向がみられる 。死にゆく男達の物語に、原型にはなかった懽頂巻を加えることによって生き残った女性達の苦悩を癒す物語に移行する。 歴史と物語と鎮魂の関係を示唆してくれるあとがきも考えさせられる。
戦うヒロインの系譜。強い女は思春期の憧れの的。記紀神話の神功皇后、平家物語の巴午前、フランス百年戦争のジャンヌ・ダルク。そして…現代ではベルバラのオスカル、手塚治のリボンの騎士、プリキュアまで。