オンライン飲み会の体験が悪い
オンライン飲み会の体験が概ね悪いことについて考える。「オンライン飲み会」が台頭してきて1年くらい経とうとしているけれど、自身の慣れ・テクノロジの両面から、この体験が改善される兆しが見えない。 そもそもインタラクションがぎこちない
RTTの問題か
光の速度が遅いのが悪い
神のバグ
複数人が同時に発話したときの解像度に限界がある
基本的にトランシーバーみたいなことになる
人数が多いと喋る (喋ることのできる) 人が限られてくる
それ以外の人は聞くだけになる
あんまり親しくない人たちが喋っているのを聞き続けることになる状況はしんどい
逆に言うと、親しい人しかいない少人数のオンライン飲み会に対する不満はそこまでない
オンラインの通話(テレカン懇親会、Zoom飲み会)は人数が増えると(具体的には4人以上)破綻しやすいな、という感想になりました。話す人しか話さなくなる(まあ、現実でもそう言うところはあるが、不可能にちかくね?となる) (「10人(等)の会もあるよ!」というのはそうなのだが、(現実もそうだが)コミュニケーションのクオリティは劣化し、パネルディスカッションに近づいていく)
まさにこれ
対面の飲み会であれば、人数が多い場合は物理的距離によって適当にグループ化されて会話が独立する
オンライン飲み会は、話題がどうしても1つのテーマにどうしても収束してしまう
そして「次のテーマ」も元々のテーマから直線的に派生していくので、元のテーマがつまらない時はどこまで行ってもつまらないことが多い
本筋とは関係なく席が近い2人が小声で話していた話題が、ひとりまたひとりと伝搬していって、いつしか本筋の話題になる、みたいな「会話の偶発性」のようなものが発生しないのもつまらない
テーマが面白くなければ、席を変えて別の所へ行くという方法も取れる
オンラインの飲み会ではそれができないので、端的に言うと「逃げ場」がない
そもそも、対面の飲み会でも、肌感では6人 (大きめのテーブル1個) を超えると全員と会話するというのは不可能になると思っている
じゃあ人数を分ける仕組みを作ればいいんじゃない、という考え
zoomのbreak-outやRemoがやっているみたいに、大部屋を小部屋に分けて少人数で話すという仕組み 他の部屋と完全に分離するので、他の人々がどういう状況なのか、どういう話題を取りあげているのかが不透明
部屋移動 (席替え) みたいなのがやりにくい
あと、リアルだとトイレに立つついでに違う席に行くみたいなことができるけれど、オンラインだと極めてやりにくい
まあ局所解ではあると思う
結局、「話したい人たちと話したいことを話す」ということをやりたいのであって、現状のオンライン飲み会のソリューションはそれを部分的にしか解決できない
だったら何か画期的な代替案でもあるのか? と言うと無く……
結果、リアルならまあ行くけどオンライン飲み会なら行かなくて良いな、みたいな精神になりつつある
仲良い人で少人数でやるならオンラインでも参加すっかな、という感じ
uzullaさんに「視線が重要」と言われてなるほど、となった
現在のミーティングソフトウェアでは視線・目線によるコンタクトが取れないので「誰に話しかけているのか」が不明瞭となる
「話したがっているのかどうか」も対面では目線により判断していたのだな、という感じ
結論: コロナが悪い