開発者向けにシナリオ法のオンボーディングを実施してみた
開発者向けにシナリオ法のオンボーディングを実施した。2022/12/7
以下はその時の説明資料
シナリオとは
プロダクト開発、デザイン、マーケティング等で使われる設計手順。
ユーザーの体験を書き出したもの。
例:Gyazoのドロー機能を検討する場合
AさんはSaaS企業のカスタマーサポート。
いつもユーザーにチャットを使って操作の説明をする。
ユーザーが満足してくれることにやりがいを感じる。そのため分かり易さを最重視している。
ところがスクショだけではどこを説明してるのか伝わりづらい。
画像に直接情報を書き込むことで、説明してる箇所を明確にしたい。
→ ドロー機能の検討へ
なぜ今回シナリオの話をしようと思ったか
唐突な機能追加やUI変更が多い。
プルリクの背景や理由が分からない。なのでレビュー時に戸惑う。 シナリオが考えられていれば、レビューの視点を共有できる。
シナリオについてもう少し詳しく
シナリオには3種類ある。これらは繋がってる必要がある。(構造化シナリオ) ① 価値シナリオ
上記の例では、、
ユーザーが満足してくれることにやりがいを感じている。
分かり易さを重視している。
② 行動シナリオ
上記の例では、、
ユーザーから質問を受けた。
スクショを使って操作を知らせたいが、ボタンの位置を言葉で表現するのは難しそうだ。
画像に直接矢印を書き込むことで、説明してる箇所を明確にした。
相手に操作方法をすぐに理解してもらえた。
③ 操作シナリオ
上記の例では、、
画像をキャプチャ後、ドローボタンを押して編集モードに移動
矢印ボタンを押して~~~
テキストを追加して ~~~
(この辺りはフロー図やワイヤー検討でもOK)
シナリオの良いところ
目標を共有できる。。
検証もしやすい。
仕様の検討をしやすい。
必要な要素や機能を漏れなく洗い出せる。
備考
本来はペルソナありき。Gyazoのペルソナはまだ明確化されていない。上記はとりあえずのもの。 そもそも対応すべき機能なのか?はペルソナ時点で判断できる
実装やスタイル無しでも検討できることは多い。できるだけ時間は節約しよう!