賢明なる投資家
初版 1949
第4版 1972
1929-32のあとはあらゆる普通株は下がったので批判された
この定義に従うと、株式市場の参加者全員が必ずしも投資家ではない
賢明な投機もある
愚かな投機
投資と勘違いした投機
真剣に・適切な技術なくする投機
リスクを許容できないほどの投機
投機には魅力がある
勝っていたら嬉しい
防衛的投資家はどんなリターンをえられるか?
25-75まで株式を持っていい
1965年、超優良課税債権で4.5%、有料非課税債権で3.2%。ダウ平均892の配当利回りは3,2%
つまり、代表銘柄株に投資したら配当3.2-4.5%+株価上昇で7.5%の利益がえられるはずだった
1964以降の変化
有料債権の下落について考えていなかった。
インフレ時には現金より株の方が良いと思われていたが、債権の方が良かった
昔の本らしく論旨がはっきりしないままダラダラと続くなあ基素.icon
数式や図表がないのでかなりわかりづらい
目次
第1章 投資と投機 賢明なる投資家が手に入れるもの
投資と投機
防衛的投資家が手に入れるもの
積極的投資家が手に入れるもの
第2章 投資家とインフレーション
インフレと企業収益
インフレの防衛手段としての普通株の代替
結論
第3章 株式市場の歴史 九七二年初めの株価
一九七二年初めの株式市場の水準
どの道を行くべきか
結論
第4章 一般的なポートフォリオ戦略 保守的投資家
債券と株式の投資比率を決めるときの基本的な問題
債券の部分
ストレート 非転換の優先株
証券形態
第5章 防衛的投資家のための株式選択
普通株投資の長所
組み入れ株式の基準
成長株と防衛的投資家
ポートフォリオの変更
ドル・コスト平均法
投資家個々の事情
「リスク」の概念について
「財務内容の良い有名な大企業」とは
第6章 積極的投資家の分散投資―消極的な方針
二流債券と優先株
外国政府債
新規発行債一般について
新規普通株の発行
第7章 積極的投資家の投資 積極的な方針
普通株の売買
相場全般の方針 分散投資の割合をどのタイミングで変えるか
成長株への投資
積極的投資家に勧める三つの分野
われわれの投資法則の持つ広い意味
第8章 投資家と株式市場の変動
投資判断の指針としての株価変動
安きを買い、高きを売る
フォーミュラ・プラン
相場の変動と投資家のポートフォリオ
業績評価と株式市場評価
A&P社の例
まとめ
債券価格の変動
第9章 投資ファンドへの投資
投資ファンドの実績全般
「パフォーマンス」ファンド
クローズドエンド型ファンドとオープンエンド型ファンド
バランスファンドへの投資
第10章 投資家とそのアドバイザー
投資顧問と銀行の信託サービス
投資情報サービス
証券会社によるアドバイス
金融アナリストのCFA資格
証券会社との取引
投資銀行
その他のアドバイザー
要約
第11章 一般投資家のための証券分析
価値判断を使うために複雑な数学が使われるようになったが、グロース株は収益予想の大部分が未来に依存しているので、計算ミスが多くなる
素人投資家向けに簡略な計算方法を提示する
年次報告書を正しく読むべき
本書は投資家の原理・基本姿勢に重きを置いている
債券分析
普通株の分析
還元利回りに影響を与える要因
成長株の「資本化乗数」
業界分析
価値評価のための作業分担
第12章 一株当たり利益に関して
平均収益の利用法
過去の成長率計算
第13章 上場四企業の比較
四社における全般的な所見
第14章 防衛的投資家の株式選択
一九七〇年末のダウ工業株をわれわれの基準に照らすと...
公益企業株という「解決策」
金融株への投資
鉄道株
防衛的投資家の選択
第15章 積極的投資家の株式銘柄選択
グレアム・ニューマン社が行った売買方式の概要
二流企業
株式ガイドの情報を選り分ける
単一基準による株式の選択
正味流動資産価値以下の割安銘柄
補足
特別な状況――「骨の折れる仕事」
第16章 転換証券とワラント
普通株に対する転換証券の影響
普通株から優先株への望ましい切り換え
ストックオプション・ワラント
第17章 特別な四社の例
ペン・セントラル鉄道
リング・テムコ・ボート社
NVFのシャロン・スチール社買収(収集品として)
AAエンタープライズ
第18章 八組の企業比較
一組目: リアルエステート・インベストメント・トラスト(店舗、事務所、工場等)と、リアルティエクイティーズ・オブ・ニューヨーク(不動産投資、総合建築)
二組目: エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ(産業用、医療用ガスなど)と、エア・リダクション(産業用ガスと装置、化学品)
三組目: アメリカンホーム・プロダクツ (薬品、化粧品、家庭用品、キャンディ) と、アメリカ・ホスピタル・サプライ (医療用品、医療器具の製造販売)
四組目: H&Rブロック(所得税サービス)と、ブルーベル(作業着、制服等の製造)
五組目 : インターナショナル・フレーバーズ&フレグランス(他企業向けの香料など)と、インターナショナル・ハーベスター社(トラック製造、農業機械、建設用機械)
六組目: マグローエジソン(公益事業と設備、家庭用品)と、マグローヒル(書籍、映画、教育システム、雑誌と新聞の出版事業、情報サービス)
七組目: ナショナル・ゼネラル (大型複合企業)と、ナショナル・プレスト・インダストリーズ(各種電気器具、兵器)
八組目: ホワイティング(資材運搬機器)と、ウィルコックス&ギブズ (小型複合企業)
一般的見解
第19章 株主と経営陣 配当方針
株主と配当方針
株式配当と株式分割
分散投資の理論
投資と投機の判断基準について
投資概念の拡大
むすび
補遺
グレアム・ドッド村のスーパー投資家たち
2. 投資による収入と証券取引に関する重要なルール (一九七二年)
3. 株式の新たなる投機性
る事例―――エトナ整備会社
NVF社のシャロン・スチール社取得における会計処理
投資対象としてのハイテク企業