藤井聡太
最後に残った王座のタイトルを奪取し、史上初の八冠制覇を達成しました。
全冠制覇は羽生善治九段以来、10101日ぶり。21歳での達成は羽生九段の25歳を上回ります。 史上最年少で棋士になった青年が、史上最速で、史上最も多くの栄冠を戴く時代。
藤井時代の到来です。
藤井さんは山口県宇部市で行われた「竜王戦」の第4局に勝利して4つ目のタイトルを獲得し、史上最年少の「19歳3か月」で「四冠」を達成しました。
藤井聡太 7段 v.s. 渡辺明 棋聖
藤井聡太 3-1で勝利
17歳11ヶ月(史上最年少タイトルホルダー)
それまでの記録は屋敷 1990年 18歳6ヶ月
竜王戦・名人戦・叡王戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦
名人と竜王が2大タイトルと言われている(昇段しやすいなどの理由がある)
最高同時タイトル取得は羽生善治の1996年の七冠同時制覇 20年ぐらい藤井さんが強いと、羽生さんの記録を塗り替えるかも
今回のドラマ
2003年 渡辺(19歳)タイトル初挑戦(51期王座戦)
相手は羽生善治
xooから、羽生が貫禄を示して逆転防衛
2003年9月、第51期王座戦で、史上3番目の若さ(19歳)でタイトル挑戦者となり、棋界のトップである羽生善治に挑んだ。第3局までで渡辺の2-1で羽生をカド番に追い込んだが、そこから2連敗しタイトル獲得には至らなかった。
渡辺目線で見ると、今回はこれと逆のことが起きていた
かつて追う側だった渡辺は羽生に貫禄を見せられた、いま防衛側にたった渡辺が貫禄を見せられるか?という構図
「私は38年前に名人になった。最終局で勝ちが見えた時は気持ちを落ち着かせるのに苦労した。それでも、打った銀がゆがんだ。私の先輩も後輩も、ほとんどの棋士は初タイトルの時は平常心でいられなくなる。そこで勝ち急いだり、手が伸びなくなったりする。勝つにしても紆余(うよ)曲折の末、ということがほとんど。藤井さんの例は本当に珍しい」