英語のハノン
「英語を話す」とは、文字に頼らず、音だけの世界で、英文法を自由自在に運用することです。
「英語のハノン」は、英文法を音だけの世界で運用可能にする英語の教則本です。学校文法を体系的に学び直し、643のパターン・プラクティスを通して、「知っているだけの英文法」を「真に使える英文法」へとアクティベートします。
ある生徒さんが、夏休みにオーストラリアで短期留学をし、帰国後私にこう話してくれました。「2年ほど現地で暮らしている日本人と英語で話したんだけど、このコースで学んでいる自分の方が『確信』を持って英語を話せていたと思う」。その言葉を聞き、まさにこれがパターン・プラクティスの効用だと膝を打ちました。文法を「知っている」だけでなく、それをスピーキングで「体現できる」、そういう人だけが持てる、スピーキングにおける「確信」。より多くの人がこの「確信」を持って話せる境地にたどり着けたら素晴らしい。そのような思いを込め、横山先生とこの『英語のハノン』をつくりました。
『英語のハノン』でトレーニングをするということは、引き出しの奥にある文法事項を、机の上に並べ、即座に正しいものを手に取り使える状態にする、ということだと思ってください。さらには、「選んでいる」という感覚すらなく、該当する文法事項がみずから手の中に飛び込んできてくれる。それが『英語のハノン』をやり抜いた先にあるゴールです。
横山雅彦(よこやま・まさひこ)
1964 年兵庫県生まれ。京都外国語大学外国語学部英米語学科卒業。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程修了。現在、関西国際大学国際コミュニケーション学部教授。専門は、地域研究(アメリカ)、英語コミュニケーション論、身体論
中村佐知子(なかむら・さちこ)
1975年大阪府生まれ。神戸市外国語大学外国語学部国際関係学科卒業。2005年から2017年まで、ECC外語学院に英会話講師として勤務。主に全日制英会話専科で、スピーキング・リスニング指導やスピーチ・プレゼンテーション指導に従事。さらに教務トレーナーとして講師研修、指導マニュアルの作成などに当たる。2017年、Temple University Japan Campus TESOL修士課程修了。現在は、東北大学高度教養教育・学生支援機構講師。
初級
〈初級〉では、「語単位」の5文型と「句単位」の5文型を学びました。
日常会話なら、〈初級〉レベルを駆使できれば十分
ですが、もう一段上の知識人の会話をするとなると、〈中級〉〈上級〉レベルのトレーニングが必要です。
中級
〈中級〉からは、「節単位」の5文型を扱います
〈中級〉では接続詞、疑問詞、過去完了形・未来完了形、間接話法、倒置など、知的で複雑な英文を駆使するために必要な文法を学びます。
上級
〈上級〉では、関係代名詞、関係副詞、関係形容詞から始まり、その複合形である複合関係代名詞、複合関係副詞、複合関係形容詞、さらに仮定法についても網羅し、知的で複雑な英文を駆使するために必要な文法を学びます。
英語で会話をする際、「人とのインタラクションを通してしか身につかない要素」を効率的に身につけられるよう、独学で力をつけられる部分は独学でやりましょう、というコンセプトの教材なのです。『ハノン』だけで数年練習しいよいよ英会話デビュー、というよりも、『ハノン』と英会話を行ったり来たりしながら成長していく、というのが理想的です。
@strong_logic: 初級を始めた、という方のポストを見るたびに、はじめてのハノンを急がないといけないと思います。が、焦ってもどうしようもないので、まずはロジック編を頑張ります。あとは、空手史の参考文献をまとめないといけないんですが、書斎の本全部になるので、誰かバイトを雇わないと無理な気がする。 初級よりレベルの低いものを企画中のようだ
この調子だと年単位でかかりそう基素.icon
@strong_logic: ありがとうございます。実は、『ロジック編』のあと、『はじめてのハノン』を出すことになりました。1年以内に!! いまはロジック編という続編を書いているようだ
@strong_logic: 僕もハノン初級で授業をしたいのですが、3年前にやったときは、週2回、3ヶ月かけて半分も終わらず、しかも音源では足りずに、自分の声で1人100回くらい繰り返させて、虎の穴みたいになりました。閉本でスラスラ、というのは、実は、ガチでやったら、そのくらい大変です。 @strong_logic: ハノンは最低限の文法学習ではないです。初級だけでも、最低限ではないです。そんな妥協はしていません。折り目正しく、オーラシーで英語を使いこなすための文法を扱っています。実際、声価の高い文法の問題集より、ずっと詳しいと思います。 @strong_logic: ハノンの初級は、刷った部数は、大学の教科書として、何年かかかっても、必ず僕が捌きますから、という条件を出したんです。音声の制作は印税相殺で著者持ち。何もかも、背水の陣でした。今思えば、めちゃくちゃでした。よくやったし、よくぞそれに応えてくださったとも思います。 ぼくは英検1級/TOEIC925点ですが、これをナチュラルスピードで完璧にこなせるようになるには、最低でも15回くらい同じドリルを繰り返す必要があります。時間にするとだいたい30分〜45分くらいです。
1ドリルはたった5センテンスだけですが、この5つの文章を完璧に「すらすら」こなせるようになるのに実に30分かかるということなんです。
@strong_logic: 改めてお願いします。ハノンは1日1ドリルでよいです。1日1ユニットなどと発想できてしまうことこそ、これまで英語習得に失敗してきた理由です。1年がかりでよい、閉本でスラスラこなせるようになるまで。そうすればTOEICは900を超えているでしょう。逃げも隠れもしない、最初からそう明言しています。 この本のゴール
https://youtu.be/DkZuYJ1-OGU?si=_VJzyZopT-bAFUZG
最終的に英語の指示に対して英語を唱えるのをずっとできるようにする。指示に対して音読する パターンプラクティス
https://youtu.be/_1rEE3rk-RY?si=lAih1tLnHx_Xb31g
3冊を習得するのに1年
1日1ドリル30分
これまで3周終えて、徐々に英語力が改善されているようには思いますが、まだ大きなブレイクスルーを感じるまでには至ってません