美術の物語
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309257464/
エルンスト・H・ゴンブリッチ (ゴンブリッチ,H・エルンスト)
1909年ウィーン生まれ、2001年没。20世紀最大の美術史家。ロンドンのウォーバーグ研究所所長兼ロンドン大学教授を務める。ナイト爵位、メリット勲章、ゲーテ賞、ヘーゲル賞等世界各地で多くの賞を授与された。
初版 1950年
現行版は、ゴンブリッチ生前最後の改訂となり、以降定本となった第16版(1994年改訂)
天野 衛 (アマノ マモル)
大西 広 (オオニシ ヒロシ)
奥野 皐 (オクノ サツキ)
桐山 宣雄 (キリヤマ ノブオ)
長谷川 宏 (ハセガワ ヒロシ)
ラスコーの洞窟壁画から現代アートまで、絶えず変化しながらも繋がっている壮大な美術史のすべてを網羅した決定版。
豊富な美術作品を鑑賞しながら、平易な文体で“物語”を読むように美術史を楽しむことができる。入門・基本書として最高の一冊。
歴史の流れに沿った28の章立てで、時代毎に美術様式や芸術運動を整理。圧倒的な知識を持つ美術史家による充実した解説。
本文内で論じられる美術作品は、必ずその作品の写真を掲載。カラー図版376点、モノクロ図版64点収録。
https://web.kawade.co.jp/column/98104/
序章── 美術とその作り手たち
不思議な始まり── 先史、未開の人びと、そしてアメリカ大陸の旧文明
永遠を求めて── エジプト、メソポタミア、クレタ
大いなる目覚め── ギリシャ〈前7世紀─前5世紀〉
美の王国── ギリシャとその広がり〈前4世紀─後1世紀〉
世界の征服者たち── ローマ人、仏教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒〈1世紀─4世紀〉
歴史の分かれ道── ローマとビザンティン〈5世紀─13世紀〉
東方を見てみると── イスラム、中国〈2世紀─13世紀〉
るつぼの中の西洋美術── ヨーロッパ〈6世紀─11世紀〉
戦う教会──〈12世紀〉
栄光の教会──〈13世紀〉
宮廷と都市──〈14世紀〉
現実をとらえた美術──〈15世紀前半〉
伝統と変革Ⅰ── イタリア〈15世紀後半〉
伝統と変革Ⅱ── アルプス以北〈15世紀〉
勝ちとられた調和── トスカーナとローマ〈16世紀初頭〉
光と色彩── ヴェネチアと北イタリア〈16世紀初頭〉
新しい知の波及── ドイツとネーデルランド〈16世紀初頭〉
美術の危機── ヨーロッパ〈16世紀後半〉
さまざまなヴィジョン── ヨーロッパのカトリック世界〈17世紀前半〉
自然の鏡── オランダ〈17世紀〉
権力と栄光Ⅰ── イタリア〈17世紀後半─18世紀〉
権力と栄光Ⅱ── フランス、ドイツ、オーストリア〈17世紀後半─18世紀初頭〉
理性の時代── イギリスとフランス〈18世紀〉
伝統の解体── イギリス、アメリカ、フランス〈18世紀末─19世紀初頭〉
永久革命── イギリスとフランス〈19世紀〉
新しい基準を求めて──〈19世紀末〉
実験的な美術──〈20世紀前半〉
終わりのない物語── モダニズムの勝利、モダニズムの退潮、変わりつづける過去
図版
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