植田和男
銀行に勤務していないアカデミア畑の経歴に見える
戦後では初めて経済学者出身の総裁
印象を一言でまとめると「手慣れている」。答弁に安定感があり、隙がない。
過去に日銀の審議委員の経験があるが、当時の経験が生きているというよりも、その時に身に付けた日銀側の目線で内外の中央銀行の情報発信を見てきたことが役に立っているのだろうと推察する。俗に言う「市場との対話」に関しては、歴代総裁の中でも最右翼に「うまい人」になる可能性がある。もっとも、与野党のどの議員の質問も、植田氏にとっては想定の範囲内か、痛くもかゆくもないかのいずれかではあった。 学者と言っても、植田氏は机上の論に終始するタイプではない。85年から旧大蔵省の財政金融研究所の主任研究官を経験し、98年から日本銀行政策委員会審議委員を7年間務めた。...
彼の印象は、ずっと「ソフト・スポークンな人あたりのよい人」であるが、信念を曲げない強さもある。
2000年8月の金融政策決定会合の議事録を読むと、ゼロ金利政策を終了するか否かが検討された議論で、速水優総裁(当時)が伝統的なプラス金利に戻す提案を行い、植田氏は中原伸之氏と反対票を投じている。 会合の終盤、全員一致での決定を目指した藤原作弥副総裁が「お考えを少し微修正していただけるなら非常にありがたい」と翻意を働きかけるも、植田氏は「是非賛成してくださいというだけでは変えられない」と突っぱねている。
4月9日に就任した日本銀行の植田新総裁は、10日の夕刻に岸田首相との初顔合わせを行った。会談後に植田総裁は、「政府と日本銀行の共同声明について、直ちに見直す必要はないとの認識で一致した」と記者団に語っている。先般の国会所信聴取でも植田総裁は、「現在の物価目標の表現を直ちに変える必要はない」と語っており、そうした見方で岸田首相と一致していることを、改めてアピールしたのである。
大規模な金融緩和を継続し、2%の物価安定目標の実現を目指す方針を示しました。
内閣を支える麻生派所属の甘利明前幹事長が、岸田首相の意図を代弁するかのような発言を展開している。ブルームバーグ通信のインタビュー(21日配信)で甘利は、後任に望む資質として「(市場への)マイナス材料は少しずつ情報を出して発表時に織り込み済みにする悪だくみができる人がいい」と発言。昨年末に事実上の利上げをサプライズで公表し、市場を大混乱に陥れた黒田氏を暗に批判した格好だ。 岸田文雄首相自身も、黒田氏が「引き締め開始時期は2~3年後」と将来の政策の方向性を縛るような発言をした際、官邸に呼びつけ「余分なことまで言わないように」と苦言を呈していた。 だれにもなってないw基素.icon
緩和に慎重だった白川方明前総裁の下で副総裁を務めていた山口氏が起用された場合は、特に『脱アベノミクス』を強く印象付けることになる。
最有力とみられる雨宮氏は黒田日銀を長年支えてきましたが、最近は緩和方針をかたくなに変えない黒田氏に疑問を抱いている。口をきかないくらい関係が悪化しているそうです」(金融業界関係者)
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自民党内の派閥の力学ではなく国(中間層から下層の生活)を考えて意思決定してほしい
けど政治家にそれを期待するのは無理かも
新産業が勃興しないとジリ貧だし、値上げが起きている以上賃上げが実現できなければ消費は冷え込む
https://youtu.be/leejdKAEA1A?si=xn3FGkJx69Zz5Jkk