有害コミック騒動(1990-1992)
1990-1992
漫画作品に対する事例としては特に1989年以降のものを指す
日本で1990〜92年頃に話題となった。法的規制を求める請願が1991年衆議院本会議・参議院本会議で採択され、日本各地の自治体で青少年保護育成条例の改正が行われた。 矢島正見と山本功は1994年の論文で、東京都内の「有害コミック」運動に関して、各自治体に送られた陳情書・請願書が一部の単語を除いてほぼ同一のものが多く雛形が出まわっていたと考えられること、青少年地区委員会・母の会など警察・行政と関係の深い団体が主導していたこと、陳情・請願の代表者の多くが警察・青少年問題協議会・PTAなど関連諸組織から依頼されて陳情・請願したことをあげ、「草の根」というよりは警察行政に由来する組織的な運動であったと結論した
we conclude that the "YUUGAI comics" problem was developed through the network of police, neighborhood associations, PTAs, and so on. The petitions for the revision of the ordinance were directed by police and the organs concerned.